イワシ
イワシも私たち日本人にとってかなり馴染みの深いサカナのひとつでしょう。良く食べられるイワシにはいくつかの種類があり、マイワシやウルメイワシ、カタクチイワシなどがその代表です。中でもマイワシやカタクチイワシは梅雨前の初夏から秋までが旬で、脂のりがよく味の良いものを食べることができます。
イワシの中でもマイワシは特にビタミンやカルシウムなどのミネラルが豊富です。また、脂肪には血中コレステロールを低下させる不飽和脂肪酸を含み、EPAやDHAが多く含まれています。さらに、血圧を正常に保ち、脳出血などの予防効果があると言われるタウリンも豊富です。
暑くなる前に体力をつけるための食材としても知られています。
目利き
美味しいイワシを選ぶポイントとしては、「目が黒い」「尻がしまっている」「頭が小さく身が厚い」の3つ。鮮度が落ちると目が赤くなり、尻がゆるく、お腹のハリもなくなります。
イワシは刺身のほか、「団子汁」「甘露煮」などが有名ですね。
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サワラ
サワラは漁獲量が少なく、やや高価なサカナではありますが、漢字で「鰆」と書くように3月から旬を迎え、初夏の時期までおいしく食べることができます。成長すると全長1mほどになり、大きければ大きいほど美味しいと言われています。
ふんわりとした身質で淡白ながらも上品な甘みのある味わいを楽しむことが出来ます。
上記のサカナたち同様に、たんぱく質やビタミン B2、ビタミンD、ナイアシンを含み、サワラの場合は特にカリウムを多く含んでいます。EPAやDHA、タウリンなども豊富で、視覚障害の予防に効果があると言われるビタミンAも含んでいます。
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目利き
おいしいサワラを選ぶポイントは、「身がしっかりとかたく張っていること」「目が澄んでいて、全体にツヤがあり銀色に光っているもの」を選ぶようにしましょう。
サワラは「刺身」も美味しいですが「照り焼き」「塩焼き」、風味よく焼きあがる西京漬けなど、加熱調理するもの非常におすすめです。
青魚食べて暑さを乗り切ろう
これから暑くなっていく前に、栄養が豊富な青物を食べて体力をつけておきましょう。
青物は何と言っても鮮度が大事です。釣ったのならその日のうちに内臓だけでも処理するようにしましょう。
スーパーなどで購入するときには上記にポイントを踏まえて選ぶと失敗しにくいですよ。ぜひお試しください。
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<近藤 俊/サカナ研究所>
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