バッテリー航続距離は約45km
バッテリーはフレームの下に格納されてます。大きく車名が入ったカバーに覆われており、車体デザインで大きなアクセントとなっています。航続距離はおよそ45kmということでした。片道5〜10kmあたりの通勤・通学などは余裕でこなせるでしょう。
こちらが充電口。普通の100V家庭用電源から充電可能です。
サイドパネルを外して格納されたバッテリーを取り外して充電することも可能。
バッテリー残量、速度表示、出力切り替え、トリップ&オドメーターと、シンプルな構成のメーター。大きめなので見やすかった。
電動の気軽さと楽しさ+原付一種らしい走り
法定速度30km/hまでの加速は実にスムーズでした。しかし電動バイクとはいえ『原付50ccバイク』なので、走り自体はそれと同等です。ご近所を走る「通勤・通学」の原付マシンとしては十分な走行性能を持っていると言えるでしょう。
ただ電動バイクはスロットルレスポンスがエンジンマシンのフィールと違うこと、エンジンブレーキがないことに注意しておくべきだと感じました。走っているうちに慣れてくるんですが、乗り始めは少し戸惑いました。
しかし「軽さ」という点では電動バイクに大きなアドバンテージがあると思いました。原付だったら「抱え上げる」ことが大変ですが、この『KOTTO』は重たい自転車くらいの感覚で扱うことができます。エンジンブロック・燃料タンクなど重たい部品が少ない電動バイクならではの「軽さ・気軽さ」ですね。ちょっと大きな車だったら荷台に積み込んで運ぶことも容易かもしれません。
ペダルあるのだ!これは現代版モペットだ!
実は一番気に入ったのはペダルと7段変速ギアが着いてること!これは素晴らしい装備だと思いました。なぜならバッテリー電力が無くなった場合にペダルを漕いで走れるから〜。バッテリー切れでトボトボと押して歩く敗北感を味合わずにすみます。
もちろん自転車ではないので非常用くらいで考えるべきですが…1〜2kmくらいならキコキコ漕いで楽に帰れます。給油すれば走れるエンジンバイクとは違いますし、心強いバックアップ装備ですね。
試乗動画
コストパフォーマンスは?
どちらかというと趣味で使うというより、日常の足として導入を考える方が多いかと思います。エンジンを使わないのでガソリンは使わないし、エンジンオイルなどの消耗品メンテナンスもなし…およそランニングコストについては電動自転車に近いものだろうと予測します。
それにしても…所有欲をそそるデザインじゃないですか?もし自分だったら色を塗ったりして、かなり「いじって楽しむ」マシンにしてしまいそうですよ。ポップなカラーリングも、ミリタリーなテイストも似合いそう。