小中山海岸の特徴と攻略法
今回の小中山海岸は大きな石とかほとんど無く荒目の砂の海岸であった。アサリはかなり浅いところに多く、深いところにはほとんどいなかった。そのため届く範囲を広く一気に掘り返し、出てきたアサリを回収するのが効率良くオススメだ。石が多いところではなかなかできない方法だが、ポイントによっては効果的なため試して貰いたい。
また、比較的多くの潮干狩り場で当てはまるが、ストラクチャー周りなど変化のあるところにアサリは多くいた印象だった。
大満足の結果に
潮止まりも過ぎ潮が上げてきた頃にバケツも半分以上埋まったため、選別作業に移行。スーパーではなかなか見れないようなサイズもあり大満足の結果となった。受付まで戻るとカゴからネットに貝を入れてくれて終了となる。手や道具を洗える真水と砂抜き用の海水がその場で使い放題なのは嬉しいところだ。
実は友人は腰があまり良くないのだが、「腰いてぇ~」と呟きながらも掘る手が止まらない様子だった。個人的な感想だが潮干狩りは相当に面白く、もういいかなと思ってもついつい掘り続けてしまう中毒性がある。
道の駅で地産品をゲット
田原まで来たら帰りに寄りたいのが道の駅田原めっくんはうす。田原市は市町村別の農業産出額で5年連続で全国1位にもなったこともある、国内でも指折りの農業地帯。そんな田原市でとれた新鮮な野菜や果物が田原めっくんはうすでは安く販売されている。
当日はアサリとの相性も良さそうな菜の花やタケノコ、春キャベツなどが多く並んでいた。我々は春キャベツとイチゴを購入。2つで400円。夕食のメニューも概ね決まり、あとは帰るだけ。
帰路に砂抜きを
帰る時も砂抜きをしておきたい。釣り人なら持っているであろうクーラーやバッカンなどを用いてできるだけ貝を一段になるように並べ海水を入れておこう。そのまま3時間もやればほとんど砂は抜けているため、当日の夕食で食べられるだろう。
酒蒸しやパスタに
家に帰りすぐに夕食。大型クーラーに並べて持って帰ってきていたのが、それでも一段にできないくらいのアサリの数。まずは贅沢に大型をピックアップし酒蒸し。続いて先ほど買った春キャベツとアサリでパスタで頂いた。いずれも非常に美味。アサリの旨みが口いっぱいに広がり幸せな気分になる。春キャベツも甘みが強く、アサリとの相性もGOOD。
デザートは買ったイチゴ。こちらも酸味が少なく非常に美味だった。疲れた体に染みる甘さにあっという間に平らげてしまった。また翌朝は、アサリご飯と味噌汁を作ってアサリフルコースを堪能。友人も満足で帰路についた。
アサリやハマグリといえば春のイメージだが夏まで続く潮干狩り場も多くあるため、是非訪れてもらいたい。ただ例年GW以降はなかなか取れないケースも多いため要注意だ。
<永井航/TSURINEWSライター>
小中山海岸