イサキの釣り方
さて、タックル・仕掛けと準備ができたなら釣り方に入る。が、その前に使用するリールの設定が乗っている船の魚探・水深と合っているかを釣る前に見ておく必要がある。
ポイントに入って船長から海底までの水深が仮に85mと言われ、70~75mで釣るような指示が出ると思うのでそれに従う。釣り方のイメージ(まきエサと仕掛けの同調)は図を参考に。
細かなタナ調整がキモ
イサキは岩礁帯で特に起伏の大きいところに生息しているので、リール・タナの調整を怠ると根掛かりなどのリスクも増し、釣れる魚も釣れない。また、イサキは年功序列があるのか海底から若魚(幼魚)で、その上層に20cmクラス、さらに頂点には30cm以上の大型がいてエサを捕食しているようだ。釣れてくるサイズによってタナを調整して型を狙うのも有効だ。
アタリがあり魚が掛かったら、イサキは口が軟らかいのでリールの早巻きをせず、ゆっくり巻き上げると口切れ(バラシ)は防げると思う。また、確実に取り込むならタモを使用しよう。
明生丸で実釣
3月21日、福岡県宗像市・大島港の明生丸で沖ノ島沖のテンビン五目でイサキ狙いへ。
メンバーは4人(長坂一秀さん、岩倉隆司さん、白垣さん、私)だったが急に1人飛び入りがでて、それも香港の方(ダニエルさん)と言われ、釣りの指導をしてほしいとのこと。出港時間は午前5時。みなさんがそろったところで神湊港を出港となり私は船室で仮眠を取る。
まずはフエフキ系登場
エンジンがスローになったところで目が覚めると、そばには沖ノ島が見える。同船は探見丸(パーソナル魚探)システム対応で、船長が魚探で見ている魚影と同じものを私の探見丸でも見ることができる。
1投目を入れて仕掛けを海底まで落とす。探見丸を見ると海底は平らなので、仕掛けを海底からゆっくり上げるとサオ先が海面に突き刺さる引きがでた。途中でリールが止まりながらも、海面に上がって来たのは先バリに1kg級のアカイサキが掛かり、エダバリには900gのフエフキ系。
ダニエルさんも1投目からアタリがでた。サオを持ってアワせ、引きも良く上がってきたのはフエフキ系のダブルだ。
私はタナを15m上げてマダイを狙うとすぐにアタり、上がってきたのは800g級のマダイ。