エアバッグ気室が大きくなった最新モデル『MLV2シリーズ』をチェック

イエロー(MLV2-YC)はMLV2シリーズの中でも被視認性を高めたモデルで、欧州でも人気のカラーだ。

CE認証(EN1621-4)を得ている一体型のエアバッグハーネス『MLV2シリーズ』。
開発期間に約1年以上の歳月をかけ、CE規格で定めている作動スピードや、衝撃テストなどの厳しい条件をクリアしたhit-airの最新モデルだ。

従来モデル同様に首、背中、尻、脇に気室を装備し広い保護範囲を保ちながらも、作動スピードが約0.1秒といったハイスペックを実現。胸部、背中にはパッドも内蔵し、より安全性の高い一着になっている。

他のハーネスタイプに比べ若干重量はあるが、通勤通学から高速道路を使ったツーリングまで幅広く使えるスタンダードモデルだ。

内側にあるウエストアジャストベルトでフィット感を調整する。

ウェストアジャストベルトにより、ライダーの体型に合わせサイズ調整が可能。比較的薄手の春夏ジャケットから、厚みのある防寒ジャケットまでシーズンを通してジャケットの上から着用できるのが大きなポイントだ。

ハーネスをジャケットの上に着用したら、予めバイクに取り付けていた起動装置を作動させる伸縮ワイヤーをバックルで繋ぐだけ。


細いセッティングなどは不要なので、通勤通学の忙しい時間帯でも簡単にエアバッグハーネスを装着できる。

身長別にエアバッグハーネスのフィット感を確認

MLV2シリーズの中のスタンダードモデル『MLV2-C』のサイズはS、M、Lの3サイズで展開されている。肩周りがフリーな状態で、なおかつウエストのサイズ調整により、Mサイズであったとしても幅が持たせられている。だから春夏もののジャケットから、防寒ジャケットまで対応が可能なのだ。

では、身長&体型別に各サイズのフィット感を比べていこう。

モデルの身長、体重、普段着用しているジャケットのサイズは以下のとおりだ。
ただあくまでも参考なので、実際に試着して購入することをおすすめする。

ちなみに、メーカーに確認したところ、各サイズに対して推奨する身長は、Sサイズ:150cm~165cmくらい、Mサイズ:165cm~175cmくらい、Lサイズ:175cmより背の高い人、とのことだ。

身長体重普段着用しているジャケットサイズ
女性167cmアルパインスターだとレディスM、マックスフリッツだとサイズ40、国内のものだとWL
男性①163cm70kgMだと窮屈で、Lだと腕が長い。MとLの中間サイズ
男性②174cm62kgM〜L
男性③176cm80kgL

Sサイズ 
女性&小柄な男性向け

平均身長の女性と小柄な男性ならSサイズが丁度いいだろう。
また身長の高い女性でも細身ならSサイズでも問題なし。
ただし体型によるので、試着したほうが良いだろう。

Mサイズ 
小柄で丸い体型の男性から平均身長以上の男性まで幅広く使える

平均身長で標準体重の男性なら迷うことなくMサイズ。
小柄でも体型の丸い男性の場合もMサイズを選んでおいたほうが、幅広いジャケットに合わせられる。
大柄な男性は防寒ジャケットを着用することを考えたら、ワンサイズ上を選んでおきたい。

Lサイズ 
平均身長と大柄な男性向け

平均身長よりも大きな男性や、体格の良い男性ならLサイズを選びたい。
身長160cm台だとハーネスは大きすぎ、フィット感も得られない。