早期退職して新しい仕事に就いたものの、給料が激減してしまったという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は「早期退職で給料が半減以下になった」3つのエピソードをご紹介します。

手取り額が10分の1以下に…

以前の会社はとても知名度の高い会社でした。その会社での手取りは85万円でした。

しかし、早期退職して転職した結果、収入は10分の1以下まで下がってしまいました。

転職後の手取り額は7万5,000円。1カ月間働いても10万円に届かない状況です。大学生の時でも家庭教師のアルバイトで毎月20万円を稼いでいたのでかなり落ち込んでいます。

50代半ばで退職したため働き口がなかなか見つからず、精神的ストレスで心が病んでしまいました。

お医者さんに相談したところ、「何でもいいから、とりあえず仕事をしたほうがいい。気晴らしになるから」と言われ、現在の職場を見つけました。

それが手取り7万5,000円の介護施設です。

ある時、介護施設で利用者さんのお世話をしていると、テレビで流れていたニュースが目に止まりました。

私が早期退職した会社が外国の企業に買収され業績がV字回復したというものでした。退職せずに残った元同僚に連絡をすると、「業績がV字回復したので中途採用募集をしている」と言われました。しかし、私は年齢的にも採用条件の圏外でした。

採用条件の月収は35万円。手取り7万5,000円の私と比べると雲泥の差です。

以前の私はスーツで出社していたのですが、介護施設はジャージで出社しています。ジャージで家を出ると、妻と娘が「恥ずかしいからやめて!」と言うので、以前と同じスーツを着て家を出ています。その後、近くの駅のトイレでスーツからジャージに着替えます。

モチベーションが上がらず、ただただ必死に働く毎日です。

(50代・男性)

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