親のクレカでチャージできないデメリットも!
中高生のモバイルSuicaでの通学定期券は、「ワンタイムクレカ決済」を利用することで、親のクレカで購入可能になりましたが、注意したい点もあります。
それは、親のクレカを使えるのは通学定期券を購入するときだけで、基本的にモバイルSuicaの電子マネーへのチャージはできないことです。
モバイルSuicaの公式サイトのQ&Aでも、「チャージ等にはご利用いただくことはできません」と明記されており、モバイルSuicaへのチャージができるのは、Apple PayのSuicaで記名式Suicaを新規発行する際の初回1,000円チャージのみとなっています。
そもそも、クレカは本人しか利用できない決まりになっていますので、ワンタイムクレカ決済では親のクレカ情報がスマホに残りません。
そのため、あとで子どもが勝手に親のクレカを使ってチャージすることができないというわけです。
ちなみに、中高生のモバイルSuicaへのチャージは、オートチャージやスマートEXなども対応していませんので、どうしても電子マネーをチャージしたいときは、コンビニやキヨスク(キオスク)などで現金チャージするしかないのです。
中高生向けのモバイルSuicaでポイントはもらえる?
もうひとつ気なるのが、中高生向けのモバイルSuicaで、ポイントがもらえるかどうかでしょう。
まず、親のクレカで代理決済した場合はポイントが付与される可能性が高いと思われます。とくにJR東日本の「ビューカード」でモバイルSuicaの定期券を購入すると5%、ゴールドカードなら6%も還元されるのでお得ですね。
ただし、中高生向けのモバイルSuicaの電子マネーへのチャージは、原則、現金でしかできないため、クレカによるチャージのポイントは獲得できません。
本来、大人向けのモバイルSuicaはクレカによるチャージでポイントをもらえるのがメリットですが、それができないのは大きなデメリットと言えます。
ちなみに、カード型Suicaへのチャージに関しては、親がビューカードを所有している場合であれば、電子マネーのチャージによるポイントも付与されてお得です。
もし、ポイントを重視するなら中高生の通学定期券はモバイルSuicaではなく、カード型Suicaにしておいたほうがいいでしょう。