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おすすめしないお土産3選
終わりに
おすすめしないお土産3選
では逆に、お土産にしない方がいいものとはなんでしょうか?文化や生活習慣が違うので、自分ではいいと思っていても、相手にとっては好ましくないことってありますよね。そんなタンザニアの地元文化や習慣を踏まえて、これはオススメしないというお土産は次の通りです。
おすすめしないお土産1:あんこを使った和菓子
どうせなら日本の食べ物を...と、羊羹やきんつばや甘納豆などの和菓子を用意したくなるかもしれません。
筆者も小豆と白玉粉を持参して、お汁粉を現地で作って振る舞おうとしたことがあります。ところが地元の人は嫌がって、食べることがありませんでした。
タンザニアにも豆がたくさんあり、大豆やささげ、レンズ豆、緑豆など色んな種類があります。
しかし、豆に砂糖で味を付けるというのは、晴天の霹靂。豆は塩味で、おかずとして食べるのが一般的なのです。
私たちで言うなら、塩おにぎりの代わりに砂糖おにぎりを食べる感じになるでしょうか。とにかく甘い豆は聞くのも見るのも嫌な様子。あんこは避けた方が無難です。ちなみに納豆も嫌がられます。
おすすめしないお土産2:紅茶以外の茶葉やコーヒー
日本はお茶の種類が豊富で、見ているだけで楽しくなっちゃいますよね。緑茶だけでなく中国茶も美味しいですし、香りも豊かで味も様々。パッケージも可愛らしいものからクールなものまで、日本ならではのものはもらうだけで嬉しいもの。筆者も日本に帰国すると、ついつい魅力的な包装のお茶類やコーヒーを買ってしまいます。
対して、紅茶以外のお茶を飲む習慣がないタンザニアでは、飲み方が分からず使われないこともしばしばです。朝ご飯を食べたか聞くときの挨拶では、「もう紅茶飲んだ?」というスワヒリ語が使われるほど、紅茶が根付いています。緑茶や烏龍茶など、紅茶とは違う渋味のあるものは、少し苦手に感じる人も多いようです。
キリマンジャロコーヒーで有名なタンザニアですが、実は地元の人はあまりコーヒーを飲まなかったりします。生産量は多いのですが、そのほとんどが国外に出荷されています。
国内でも外国人用のおしゃれなカフェなどで使われる以外、地元で豆を購入する人はほとんどいません。フレーバーティーなど味の付いた紅茶のティーバッグなどをプレゼントにすると、お茶類やコーヒーよりも使い勝手が分かり、喜んでもらえます。
おすすめしないお土産3:電化製品
日本といえば精密機械に強い国として有名です。メイドインジャパンの電化製品は、なんと緻密に計算されているのでしょう!電子レンジや冷蔵庫などの大きな家電はもちろん、デジタル時計や体重計など小さなものまで細やかに設計され、質がいい上に長持ちします。
問題になるのが、電圧とコンセントの形状が違うことです。日本の電圧は100Vで、世界で一番低いと言われています。ところがタンザニアは230Vで、日本の電化製品を使うために変圧器が必要です。
また、コンセントは3つ口のBFタイプが基本で、変換プラグがないと差すことすら難しくなります。そもそも電気が家に通っていない、電気をたくさん使えない、という場所もあります。
電池を使うタイプの製品もありますが、できれば避けた方がいいでしょう。
タンザニアで売られている電池は粗悪なものが多く、すぐに切れてしまいます。筆者は日本から持ってきた腕時計が動かなくなり、電池交換したのですが、3日でまた止まってしまいました。別のお店に行って変えてもらったのですが、1週間くらいでダメになりました。日本の電池は長持ちして、本当に助かります!
終わりに
日本からの喜ばれるお土産についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?タンザニアの人々は大らかで、気のいい人たちばかりです。どんなギフトでも、心がこもっていれば、必ずにっこり微笑んでくれることでしょう!
文・写真・Miyuki Meta/提供元・たびこふれ
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