近年、多くの企業がYouTubeチャンネルを創設し、商品・サービスのPR動画や独自のコンテンツを投稿している。視聴回数や登録者数が増えればそれだけ宣伝効果は高くなるが、なかなか動画の人気が出ず、伸び悩んでいる企業も多いだろう。そこで今回は企業YouTubeチャンネルに対する視聴者の率直な意見を紹介。自社でYouTubeの投稿を検討している方は、ぜひ参考にしてほしい。

商品やサービスについての情報をユニークに伝える動画が好評

株式会社AtoOneが運営するYouTube・TikTokの運用サービス「Mチーム」は、企業YouTubeチャンネルの視聴者に対する実態調査を実施した。企業のYouTubeチャンネルを1個以上チャンネル登録しており、週に3回以上視聴している20〜40代の男女111名を対象としている。

企業のYouTubeを登録している? 視聴する理由2位は情報が役立つ、1位は?【AtoOne調べ】
(画像=コラボやオリジナル配信などはYouTubeだからこそのコンテンツだといえるだろう(「株式会社AtoOne」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

その調査によると、最も視聴されている企業YouTubeチャンネルのジャンルは、「商品やサービス関連のお役立ち情報」で、過半数の人が視聴していた。ほかにも「商品説明」や「PR動画・CM」が上位に入っており、やはり視聴者は企業が展開しているモノやサービスについての情報を知りたいようだ。これらはYouTubeでなくとも入手できそうな情報であるが、詳細まで説明でき、ユーザーがイメージしやすいことが、長尺の動画を使う利点となっているようだ。

企業のYouTubeを登録している? 視聴する理由2位は情報が役立つ、1位は?【AtoOne調べ】
(画像=「ユニークな企画を多くやっている」チャンネルがとくに好評のようだ(「株式会社AtoOne」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

商品やサービスの情報についての動画でも、その発信の仕方はさまざまだが、どのような動画であればユーザーの興味を惹くのだろうか。「チャンネル登録したくなる企業YouTubeチャンネルの特徴」を聞いたところ、「ユニークな企画を多くやっている」チャンネルがとくに好評なことがわかった。やはり、コンテンツとしてのおもしろさや、ほかのチャンネルにはない独自性が、視聴者を増やすための重要なカギになるのだろう。

「出演者に愛着を感じる」という声も3割ほどあり、スタッフの愛嬌やキャラクターも動画の好印象に結びついているのかもしれない。