季節折々に聞く「風物詩」という言葉。
春は桜、夏は花火に蛍、秋の焼き芋や冬のこたつなど事欠きませんよね。
ことろで、この「風物」とは何のことなのでしょうか。

ここでは、「風物詩」の意味、そして似た意味合いの「季語」との違いなどを解説していきます。

「風物詩」とは

「風物詩」とはどういう意味?季語とは何が違うの?
(画像=『FUNDO』より 引用)

まず最初に、「風物詩」という言葉の「風物」とは何か、「風物詩」があらわすものはなにかを見ていきましょう。

「風物」とは

風物詩の「風物」とは、眺めとして目に入るもの風景季節や土地ならではの物を指す言葉です。
私たちが毎日見ている景色の中でも、若葉や花びら、秋の落ち葉の色付きなど、季節によって様子を変えるものは全て「風物」と捉えても差し支えないかもしれません。

「風物詩」の意味

風物詩とは、文字通り「季節感を感じる眺めをうたった詩」の事です。
それが転じて、季節の趣きをよくあらわしている事物を指す言葉になりました。

季節ごとの「風物詩」

「風物詩」とはどういう意味?季語とは何が違うの?
(画像=『FUNDO』より 引用)

風物詩は、春夏秋冬変わってきます。
ここでは、それぞれの季節毎にどのような風物詩が挙げられるのか、その一例を見ていきましょう。

春の風物詩

春の風物詩には、桜や菜の花、桃の花に、桜もちなどがあげられます。
その他にも卒業式、雛人形などもあげられます。

夏の風物詩

夏の風物詩には、海水浴、冷やし中華、ひまわりや枝豆などがあります。
夏祭りに、ラムネやスイカだけでなく、夏休みのようにまとまった期間の休みの事を風物詩としてありますね。

初夏なら鯉のぼりや梅雨も含まれるでしょう。
この時期に咲く、アヤメも初夏の風物詩ですね。

秋の風物詩

秋の風物詩には、焼き芋や栗、ススキやお月見などあげられます。
最近では、ハロウィンも秋の風物詩として加えられます。

冬の風物詩

冬の風物詩には雪、おでん、空っ風などだけでなく、酉の市やクリスマスなどイベントも含まれます。