DF:中村帆高(FC東京)

5試合ぶりとなる白星を挙げた第9節のFC東京(対サンフレッチェ広島2-1)。試合の流れを掴む先制点を挙げたのがDF中村帆高だ。開始早々に得たフリーキックを頭で合わせてゴールを挙げると、オーバーラップからのマイナスのクロスで2点目も演出。守備でも内側まで絞って身体を張るなど攻守に渡って躍動した。


FC東京 MF松木玖生 写真:Getty Images

MF:松木玖生(FC東京)

連勝街道を突っ走るサンフレッチェ広島を相手に、激闘を制してリーグ戦で久々の勝利を得たFC東京(2-1)。そんな貴重な勝利の立役者の1人が、今2023シーズンも19歳とは思えない圧巻のパフォーマンスを見せ続けるMF松木玖生だ。先制点を演出した高精度のフリーキックはもちろん、終盤まで冷静かつ安定したつなぎの正確さと展開力の高さを見せた。


鹿島アントラーズ MFディエゴ・ピトゥカ 写真:Getty Images

MF:ディエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ)

何としても連敗をストップしたい鹿島アントラーズ。今第9節は前節劇的な勝利を収めているアルビレックス新潟のホームに乗り込み、見事6試合ぶりの勝利を挙げた(2-0)。中でも、中盤の底でパスコースに入り続け、相手にリズムを作らせなかったMFディエゴ・ピトゥカの働きは大きかったと言えよう。パスカットと簡単には前を向かせないポジション取りに加え、味方を落ち着かせるようなパス回しで90分間安定した働きを見せてくれた。

ガンバ大阪 MF宇佐美貴史 写真:Getty Images

MF:宇佐美貴史(ガンバ大阪)

5試合ぶりにスタメン復帰を果たしたガンバ大阪のMF宇佐美貴史。第9節の横浜FC戦では、これまで満足にプレーできなかった鬱憤を晴らすかのように、数多くボールに絡み躍動した(1-1)。前半早い段階で綺麗にゴールへ流し込む先制点を挙げると、その後も果敢にゴールを狙い続けた宇佐美。残念ながら試合を通してゴールマウスに嫌われ続け、追加点を挙げることはできなかったが、次節に十分期待できるだけのパフォーマンスを見せた。


北海道コンサドーレ札幌 MF金子拓郎 写真:Getty Images

MF:金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)

開幕からここまで圧巻の攻撃力を見せながらも、失点の多さも災いし思うように勝ち星を積み上げられない北海道コンサドーレ札幌。第9節も、2点を先行しながらゴール取り消しや交代枠を使いきってからの選手の負傷など、不運にも見舞われ引き分けに終わった(対アビスパ福岡2-2)。だが、そんな中でもMF金子拓郎の働きは際立っていたと言えよう。試合序盤から敵陣深く侵入して先制点を演出し、その他の場面でも中央を切り裂くドリブルを見せるなど存在感を発揮。リーグ屈指の推進力を見せつけた。


横浜F・マリノス FWアンデルソン・ロペス 写真:Getty Images