それを遊び心たっぷりに楽しませてくれる。最後は、こんがりグリル鶏・アンチョビ・蒸しシュクリーヌレタス。鶏のクオリティ、高い。塩代わりのアンチョビもとても上質。トマは、15歳までNYCで過ごしたのち、ペルピニヤンへ。あのあたりのおいしい食材をたくさん使ってる。
おやつは、ノワゼット&柑橘のガトーと、”ハッピーアワー”と名付けられたビール・モルト・ピーナッツ・ガヴォット。
隠すの好きね。修業先シェフの一人の影響と見た。
トマは、トップシェフで活躍したそう(トップシェフに参加したシェフたちと時々会うけど、全く見てないので誰も知らず、驚かれる)。
自由闊達で生き生きした、ライヴ感満載の料理。修業先で影響受けたシェフは?と聞くと、シルヴァン・サンドラと田中淳。わかる~。シルヴァンは即興的料理得意だし、淳シェフは創造力素晴らしい。
”ショショ”って名前はどういう意味?と聞くと、特に意味ないんだ、ダダ的ニュアンス、と。わかる~。まさに、コードから外れた自由気ままな料理作りね。
若いっていいな、としみじみ感じる、自由奔放な、かつ加熱や食材クオリティのレベル高い、トマの料理。コンテンポラリー・ビスとロノミーという感じ。
ごちそうさまでした♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。