目次
高性能車ではマフラーの3本や4本出しも
そもそもマフラーは何のために付いている?
マフラーの本数を増やすと何が変わる?
最近のクルマではビジュアル面の要素も大きい?

高性能車ではマフラーの3本や4本出しも

速さを求めるなら本数より……車好きなら知ってて当然?マフラーの意味とその役割
(画像=『MOBY』より引用)

レクサス IS500

内燃機関を搭載するクルマにとって、必須パーツであるマフラー。近年では、環境意識の高さをアピールするためか、マフラーエンドをリアバンパーの下にこっそり隠すレイアウトのクルマも増えています。

とはいえ、スポーティさを押し出しているクルマにとって、マフラーは重要なアイコンであり、本数や径の太さによって、「ポテンシャルの高さ」を感じる方も多いはず。

実際、ドレスアップにおいても重要なパーツであり、マフラーの本数や形状によって、後ろ姿の印象は大きく変わります。

マフラーの本数を増やすことには、どのような意味があるのでしょうか?

そもそもマフラーは何のために付いている?

速さを求めるなら本数より……車好きなら知ってて当然?マフラーの意味とその役割
(画像=『MOBY』より引用)

©︎Kentaro Hayashi/stock.adobe.com

マフラーとは、排気音を抑制する部品を指します。

エンジンから排出されたガスは、エキゾーストマニホールドやセンターパイプ、サイレンサーなどを通って外へ放出されます。

エンジンで発生した排気ガスは非常に高温、高圧であるため、そのまま大気中へ放出した場合、急激に膨張して騒音を撒き散らすことになってしまいます。

そこで、段階的に膨張や干渉を繰り返して温度と圧力を下げ、排気音を小さくする工夫がなされているのです。

この排気システムの中で、一般的に「マフラー」と呼ばれているのは、排気ガスの最後の通路であるサイレンサーの部分。サイレンサーは、排気音の抑制を目的としたパーツで、マフラーは日本語訳で「消音装置」を意味します。

多くの場合、「メインサイレンサー」と「サブサイレンサー」の2つを装備し、段階的に抑える役割を果たしています。