カサゴも釣れない冬

最低海水温9℃程度。そして常駐する赤潮、夜のプランクトン。ここまで条件が揃えば良くないことは目に見えているが、より徹底的なダメ押しみたいに、この冬はカサゴも一尾も釣ることができなかった。カサゴは例年まあなんとか厳冬期でも釣果が出るものだが、ボトムをねちねちと攻めても、捻り出すことができない。

私の印象としては、メバルが産卵期に入って釣れ渋るのも、この冬は早かった。12月にはすでに一日ダメなこともあったくらいで、例年より難しかった印象がある。「シーズン序盤の序盤」にしかメバルが釣れなかった、これにも何か心を挫かれてしまった。のちの厳冬期の釣りが、もっと難しく思えてしまった要因かもしれない。

4月も釣れ渋るのでご注意を

この文章を書いているのは4月14日で、確認してみるとすでに海水温は15.1℃とある。メバルの適水温である14℃以上の状態が、1週間は続いている。できれば釣りにいって様子を見たいが、残念なことに今週末は長潮・若潮と悪い潮。仕方ない。来週まで控えよう。

「4月の釣りは渋め?」2023年2~3月の厳冬期大阪湾陸っぱり釣況を分析アジングでキャッチした本命(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そして、こんなことを言って期待しているみたいなのだが、実は4月は、ライトゲームはなかなかうまいこといかない時期でもある。海水温は気温の1ヶ月遅れでくると言われている。この3月はまだ寒かったので、海だって冷たいだろう。

「簡単ではない」と言い聞かせながら釣りをしなければいけない。というか、常に運であり賭けでもある釣りにおいて「簡単ではない」状況は、実は通年、そして毎回のことなのだが。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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