南インドの深夜バスターミナル

ナガルコイルバスターミナルはバスがないのに、軽食店が営業していました(オヤジのワンオペで24時間営業なのか!?)
あと朝イチのバス待ちらしいオヤジ達。そして警備の警官がひとり。あと牛の一群。バスがいないのをいいことに牛達がロータリーで寝ていました。
売店で軽食を食べていると警官が暇つぶしがてら話しかけてきました。まぁこの深夜にふらりと歩いてやってきた時点で「どこから来たんだこのアジア人は?」と思ったでしょうな。
パスポートを見せてカンニャクマリへ行くことを告げると
「よし、バスがきたら案内するから、そこらで休んでおけ」
と言われたので空いているベンチで仮眠。その他の談笑してるオヤジ達からも危険な雰囲気は感じられなかったので、安心感がありました。まさかインドで野宿するとはねぇ。
やってきたよインド最南端

夜明けが来ると徐々に静寂からバイクや車のエンジン音が増えてきて、完全に日が出て来る頃には牛達もいなくなり、バスがやってきて騒々しいインドの1日が始まりました。次々とやって来るバスに人たちが乗り込み、声をあげバスを誘導する人たち、人を満載してターミナルを出発していく。
自分も警官に呼ばれて行くとカンニャクマリ行きのバスに案内してくれました。バスから警官にお礼を言って自分も目指す最南端へ向かいます。
ナガルコイルからカンニャクマリは数時間で到着。
ここも騒がしい。観光客で騒がしいのではなく聖地巡礼の地元インドの人たちで騒がしい。ほうぼうからひっきりなしにバスがやってきてインドの人たちが続々と降りて来る。そんな人達の流れに任せて海まで行くと一面の海。ついにインドの最南端までやってきました。ここはインド建国の父マハトマ・ガンジーが散骨された場所でもあるので、インド人には大事な場所なのです。皆さん遥々ここまでやってきて海で沐浴をして身を清めていきます。
私はそんなインドの人たちの光景が気に入って、少し長めにカンニャクマリに滞在して最南端の様子を眺めることにしました。
インド最南端カンニャクマリ。夕陽も綺麗です。是非一度お越しください。
文・写真・鈴木勝彦/提供元・たびこふれ
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