砂地では貝拾い?
この日は弱い北風予報。東京湾奥の干潟は、北風が吹くと潮の引きは一段とよいということで、この日も、想定したよりも広い干潟が現れました。出だしの1時間にて、既に2人あわせてホンビノス貝を100個近く獲っていたので、この時点でお土産は充分。
息子は「しゃがみっぱなしで疲れた」ということで、散策がてら砂地のポイントに行ってみることにします。すると、潮だまりから水がぴゅーっ。ところどころに貝が刺さっていることに気づきます。この発見を皮切りに、息子は貝拾いにシフト。筆者が「生きている貝は縦に刺さっているハズ」と、息子にアドバイスすると、それを頼りに息子は潮だまりを散策し始めました。
大型ホンビノス貝を手中
息子はこれが面白かったらしく、干潮前後の1時間、砂地を歩きまわり、20個程度のホンビノス貝を確保。1つだけ死んでいる個体も交じっていましたが、ほぼしっかり生きている貝を見わけることができていました。しかも大物ばかり!
ちなみに筆者は、砂地でホンビノスマンションを探し当て、ここでラストスパート。干潮時刻から30分過ぎた頃には、「もうこれ以上いらない」というくらいの貝を確保し、おしまいとすることに。息子と二人でちょっと遅いお昼ご飯を食べ、帰路につきました。
あると便利なもの
天然の潮干狩りをするには、熊手や貝用の入れ物(カゴやバケツ等)、持ち帰り用の入れ物(クーラーボックス等)の他、牡蠣殻岩礁地帯等の危険なポイントも多いことから、ラバー製の軍手や長靴かアクアシューズも必須。
また、大物ホンビノス貝やアカニシ貝を狙う場合は、ある程度海に入らなければならないので、海パン&ラッシュガード、もしくはウェーダー着用が有利となります。
また、色々な貝が獲れるということで、目利きに自信がなければ、写真付き一覧表を持っていくと大変重宝します。小さな子供がいれば特に。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
江戸川・河口