ペンギンという名前はどうやって付けられた?
ここからは、ペンギンという名前自体の由来について見ていきましょう。
現在のところ、大きく2つの説があるようですよ。
ラテン語から来たとする説
ひとつは、ラテン語で太っていることを意味する「ピングウィス」という言葉から来ているという説です。
「ピングウィス」が同様の意味のスペイン語「ペングウィーゴ」へ派生し、これが転訛した事で最終的にペンギンとなったのだとか。
南極という極寒の地に住んでいるペンギンは、その過酷な環境下で海にも潜りますので皮膚の下に十分な脂肪を蓄えています。
その体脂肪率は、種によっては40%~50%もあるとされます。
その体脂肪率からふっくらとしたフォルムをしていることから来た名前なのかもしれません。
別の動物を指す名称から来たとする説
他にも、ペンギンは「白い頭」を意味するウェールズ語から来たとする説もあります。
今では絶滅してしまいましたが、かつて北半球にはオオウミガラスという動物がいました。
このオオウミガラスは頭部が白いことから、現地ではペンギンと呼ばれていたのだとか。
後に現在のペンギンが発見された訳ですが、この生き物はオオウミガラスに似ているということで南極ペンギンと呼ばれるようになりました。
しかし、オオウミガラスは1844年に絶滅してしまいました。
それもあって、南極ペンギンは単にペンギンと呼ばれるようになったのだとか。
まとめ
「人鳥(じんちょう)」は、ペンギンの漢字表記であり、和名とされることもあります。
この名前は、ペンギンが人間と同じように直立二足歩行することから来ているのだとか。
ちなみに、中国語では「企鵝」と表記されるので、漢字表記が2つあるともいえるかもしれません。