フリージアは、南アフリカを原産とし、ヨーロッパ諸国で多種多様な園芸品種が開発されてきた歴史を持つ花です。
その結果、フリージアは色ごとに様々な花言葉が付けられることとなりました。
そこでここでは、フリージアの色別の花言葉について 解説します。
また、フリージアには似た花が多いことから別名も多々あります。
それらについても併せてご紹介していきます。
「フリージア」とは

フリージアは、アヤメ科フリージア属に分類される球根植物です。
まずはフリージアがどういう花なのかを見ていきましょう!
「フリージア」の開花時期
フリージアの開花時期は2月~5月で、多くの場合春の花とされます。
花持ち期間は一週間前後で、花色は黄色や白色などが主流です。
その他にも、紅色やピンク色、赤紫色、藤色、オレンジ色などの花を咲かせる種もあります。
特に黄色や白色のフリージアは切り花として人気があり、ヨーロッパだけではなく日本でも長らく愛されている花です。
ちなみに、アフリカ原種の黄色や白色のフリージアは強く甘い香りがするのに対して、紅系や紫系のフリージアは甘酸っぱい果実のような香りがするものが多いとされています。
「フリージア」の原産地
フリージアの原産地は、南アフリカとされています。
特に、南アフリカ共和国の南西部にあるケープ地方は約10種類のフリージアの原生地とされています。
このフリージアが、オランダやイギリスやイタリアなどで品種改良されました。
現在では約150種類以上の園芸品種が世界中にあるとされています。
「フリージア」の名前の由来
フリージアは、1860年代に南アフリカで植物採集をしていたデンマークの植物学者「C. F. エクロン」という人物が見つけたとされています。
植物などの名前は発見した本人の名前を付けられることも多いのですが、彼はそうはしませんでした。
エクロンは発見した花を、長年研究を励ましてくれた親友である、ドイツ人医師「F. H. T. フレーゼ」に献名すると決めました。
この逸話には友情と感謝の意が込められており、フリージアの花言葉にもそれらの逸話が関係しているとされています。
フリージアの花言葉
フリージアには全般的な花言葉の他にも、豊富な色があることから色別の花言葉も付けられています。
全般的な花言葉
フリージアの全般的な花言葉は、「友情・感謝・信頼・親愛の情・純潔」となります。
前述したように、命名の由来となった発見者「C. F. エクロン」と長年研究を支えてきた親友「C. F. エクロン」の逸話から、「友情・感謝・信頼・親愛の情」といった花言葉が付けられました。
「純潔」という花言葉は、フリージアの花の姿から付けられています。
白いフリージアの花言葉

白いフリージアには「あどけなさ」という花言葉があります。
これは純白のフリージアの印象から付けられたもので、何色にも染まっていないあどけなさが表現されているともいわれています。
赤いフリージアの花言葉

赤いフリージアには「純潔」という花言葉があります。
燃えるように力強い見た目は、人に贈るのにも最適です。
純粋な心を持つ人などに贈ると喜ばれること間違いありません。
黄色のフリージアの花言葉

黄色いフリージアは「無邪気」という花言葉が付けられています。
これも見た目の明るさから付けられたものとされます。
紫色のフリージアの花言葉

紫色のフリージアの花言葉は「憧れ」です。
気品ある紫色の姿から付けられたとされています。