脱炭素の解決方法はいろいろあると思いますが、個人的には日本でいうエネファー当地でいうHydergen Powerの開発が今後急速に進展するとみています。エネファームはガスから水素を取り出して空気中の酸素と反応させて発電する仕組みですが、日本で今一つ普及しない一つの理由は高価である点かもしれません。電気自動車の1/5ぐらいの価格で買えるのですからこちらの普及と改良を進めるのは一つの社会的意義だと思います。当地カナダのBC州でもかなり積極的な取り組みをしており、ラジオのコマーシャルでも時折その宣伝が流れています。

要は切り口を変えるというのもアリだと考えています。脱炭素は重要な流れです。但し、そのスピード感に対してその犠牲分を代替するアイディアを出さないG7の議論は単なる力自慢大会でしかないと思います。もっと知恵を出し、バランス感覚ある環境保全を進めて欲しいものです。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年4月18日の記事より転載させていただきました。