あえてダメだしするならば?

ここまで褒めておいて、何を言う……といったところだが、あえてダメだしするならば、やはり、カラーのラインナップだろうか。

ホログラムがほぼゴールドのマグマ系。アピールしすぎてすぐにスレてしまうような印象がある。シルバーやパールのラインナップも若干あったほうが釣りが組み立てやすいと思う。

ソルト用クランクベイト

ここで、もう一つアクアウェーブからおススメしたいルアーがある。ロックフィッシュ狙いと聞いて、あなたはたぶん「テキサスリグ」「ビフテキリグ」「直ダン」など、ワームの釣りを思い浮かべることだろう。ソルトで「クランクベイト」を使ったことはあるだろうか?

そう、紹介したいルアーというのはソルト用に開発したクランクベイト「ミヤビス45」だ。一部の地域では流行りつつあるような情報を耳にしたことがあるが、「チヌ用のルアーで狙っているのでは?」と思われる。しかし、このミヤビス45は「ロックフィッシュ用クランクベイト」として打ち出されている。

「ミヤビス45」

このクランクベイトは45mmというサイズにこだわって作られたそうだ。松任さんに話を伺ったところ、「45mmのこだわりは、ターゲットに警戒心を与えることのないサイズ感で、サイズを問わずバイトを誘発できる」というところからだそうだ。

ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介ミヤビス(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

また、このサイズで深場に潜らせるためにどうするか、かなり苦労があったそうだ。サイズを大きくすればそれだけ浮力が増し、逆にウエイトを増やすと、理想のアクションができない事態になる。アクションをさせようと大きなリップを付けてしまえば抵抗になってしまう。45mmのサイズのわりに大きなリップがついているのだが、そのリップにウエイトを入れることでクリアできたようだ。

「ライトタックルで気軽に狙う」がコンセプト

ワームのようにねちねちと粘って狙うような釣りとは違い、手返しと手軽さをコンセプトに効率の良い釣りができる。これまでに、キジハタ・カサゴ・クロソイ・クロダイ・シーバスが釣れたそうだ。

松任さんが使っているタックルは、パワーが強めのメバルロッドに2500番・LT3000番のリール・PEエアイン0.6号にフロロカーボンライン12lbだ。ロッド選びに迷ったら、チヌロッドで大丈夫そうだ。

ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介ミヤビス・ほたるいかカラー(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

リップラップなどの広いエリアを効率よくサーチして、効率よくポイントを探せる。富山湾は砂利浜のサーフが多く、水深があり急なかけあがりが多く点在する。そのかけあがりについているターゲットを見つけるにはいいメソッドだ。私の住む石川県は、金沢周辺からキャストして届く距離にテトラが並んでいたり、人工リーフが沈んでいたり……。そんなテトラの脇を通してランガンしてみるのが面白いかもしれない。

「DR」「XD」の2種類

このミヤビス45には「ミヤビス45DR」と「ミヤビス45XD」がある。カラーは10色展開だが、DRはXDにしかなかった2色が追加となり12色展開だ。いずれもウエイトは7.4g。潜行深度はDRで3m+α XDで4m+αだ。

ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介ミヤビス・ほたるいかカラー(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

松任さんのオススメカラーは、やはり自分がお願いして作ってもらった「ホタルイカ」。カラーラインナップの中でも唯一、スケルトンカラーであるホタルイカ。気になる方はぜひ手にしてみてほしい。

手軽に楽しんで

最後に松任さんから一言。「ライトなタックルで誰もが手軽に楽しめる釣りなので、ロックフィッシュ専用クランクベイト ミヤビス45DR・ミヤビス45XDを使って、ぜひロックフィッシュゲームを楽しんでみてください。」

ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介 ミヤビス(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

VIVA・アクアウェーブから発売のプエラノ50S・ミヤビス45シリーズ。釣り人にどんなマジックを魅せてくれるか要注目です。

初心者向けフローティングミノー解説 【動き方・使い所・弱点を紹介】

ミノーの『ジャーキング』徹底解説 【メリット・使い方・マル秘テク】

『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:魚種毎の適水温は何度?

<笠野忠義/TSURINEWSライター>

The post ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介 first appeared on TSURINEWS.