注目するのは「ウェイト」

カラーもそうだが、一番注目したのがウェイト。50sサイズであれば、通常3.5g~4.2gほどが主流かと思うが、このプエラノ50sはなんと「5.3g」。トラウトルアーではヘビーウェイトの部類であろう。

このクラスのルアーだと、「早く沈みすぎる」や「深場や滝の下の深い層を通す」と思うのが一般的ではないかと思うが、重量がある分しっかりとロッドにもウェイトがのり、キャストしやすくなるのは言うまでもない。

「早く沈みすぎる」という部分では、着水してからすぐにアクションがかけられるので、メリットであろう。深い層を通すという部分も、浮き上がりにくくはなるであろう。

キャストへのメリット

先ほども軽く触れたが、やはり最大のメリットはキャストの面であろう。これくらいのウェイトであれば、コンパクトなモーションでもしっかり狙ったポイントへルアーを届けられる。

ルアー釣り愛好家が「ほくりくフィッシングフェスタ」で気になったルアーを紹介プエラノ45s(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

私の住む北陸の渓流はどちらかというと川幅が狭く、真ん中に太い流心があり、その脇のピンスポットを狙う釣りが多い。ポイントから間合いを取ってクロスに狙うことが多くなり、キャスタビリティーがとても重要。

アクション

短い距離で食わせることが多いので、しっかりした水噛みでアクションするルアーが必須になってくる。このプエラノ50sは実際どうであろうか?ボディーでウェイトのバランスが取れているので、シングルフックに交換してもアクションが崩れることはなさそうだ。

今期は、タックルケースのラインナップに入れ、実際のインプレや、楽しい釣りを展開できればと思う。

オススメカラーは?

サンプルを渡されて、昨年からトラウトルアーを初めたフィールドスタッフの松任さん。色々なカラーを試してきてオススメのカラーは#VT004 ゴールデンライムヤマメだ。昨今のトラウトルアーのカラーリングに多く使われるようになったライムカラー。やはり、キャスタビリティーはよく、ロッドにもしっかり乗ってくれるので、ピンスポット狙いもやりやすいとのことだった。「飛びすぎる」「沈みすぎる」という方は、そこは腕でカバーだ!

私がオススメのカラーは#VT002 ヤマメRBと#VT012 アユだ。ヤマメカラーのレッドベリーであるが、水深のあるポイントや、光量の低いポイントで、レッドベリーがアピールしてくれるであろう。鮎カラーは定番ではあるが、実績が高く、日陰のポイントでもしっかりシルエットでアピールできる。