「ワイン好き添乗員と行ったつもりでワイン旅行」

第一弾はイタリアです。

イタリアは20の州に分かれていますが、その中でも3番目に小さいリグーリア州(Liguria)のワインを"行ったつもり"で楽しみましょう!美味しいワインを飲みながら、読んでくださいね!

と、その前に!

自己紹介させてください。私「ワイン好き添乗員」と申します。

世界中のワインが飲める仕事、海外旅行添乗員(笑)になって20年。相変わらず各国のワインを楽しんでいます。ワインはブドウだけで造りますがとても奥が深く、驚きと感動を与えてくれるお酒。ワインに合うお料理を考えることも楽しみのひとつです。私が感じ、味わってきたワインの魅力をたびこふれでご紹介したいと思います。どうぞよろしくお願いします!

目次
ワイン生産量世界一はイタリア!
平地が全くないリグーリア州

ワイン生産量世界一はイタリア!

長靴の形をしたイタリアは20の州に分かれています。その20の州全部でワイン用のブドウ栽培が行われています。

お隣のワイン大国フランスは国土面積がイタリアの2倍もあるのに、イタリアの方がフランスより少し生産量が上回っているのだとか・・・!

なぜ?それはフランスでは気候が寒すぎてワイン生産用のブドウを栽培できない地域が多くあるんです。一方イタリアはどこに植えても美味しいブドウが育つ国なのです。紀元前8世紀ギリシャ人がブドウの苗片手にはるばるイタリア半島にやって来た時、どこに植えても良くブドウが育ち、美味しいワインができたので「エノトリアテルス:ワインの土地」とイタリアの事を呼んだそうです。

そんな恵まれた国イタリアの中でも3番目に小さな州「リグーリア州」をワインでご紹介します

リグーリア州とは

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

平地が全くないリグーリア州

イタリアにある20の州の中でも3番目に小さいリグーリア州。日本の千葉県と同じくらいの面積です。

北側はイタリア超有名ワイン産地ピエモンテ州(Piemonte)やエミリア・ロマーニャ州(Emilia-Romagna)、西側にはワイン大国フランス、東側にはこれまたワイン銘醸地のトスカーナ州(Toscana)、そして南側にはリグーリア海。東西に長く弓型の形をしています。

代表的な観光地は、かつて地中海貿易の覇権をヴェネチアと奪い合った港町ジェノバ(Genova)。コロンブスの出身地、パスタのジェノベーゼソース発祥の地ですね。また、リグーリア海に点在する5つの村チンクエ・テッレ(Cinque Terre)も世界遺産です。

そんなリグーリア州ですがなんと平らな土地がありません。州の65%が山岳地帯、35%が丘陵地帯、そのうち69%は森林です。そこでお客様からこんな質問が!!

お客様「ねえねえ添乗員さん、65%が山岳地帯、35%が丘陵地帯、いったいどこにブドウ畑があるの?」

リグーリア州に来たら誰もが思うはず!

添乗員「はい、それではその答えを探しに海岸線の5つの村、チンクエテッレに行きましょう。びっくりするようなブドウ畑があるんですよ。」

お客様「海岸線の村にブドウ畑?しかもここでしか造れない甘口ワインもあるって聞いたけど・・・」

添乗員「そうです!甘口ワインも生産していますよ。とにかく行ってみましょう!」

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(画像=『たびこふれ』より 引用)