<新宿>もうひとつの世界。澤村徹氏の「視覚の陰謀論」

新宿マルイ本館8Fでは、澤村徹氏による写真展「視覚の陰謀論」が開催中。会期は4月19日(水)まで。

特殊な撮影装置により“赤外線だけで照らされた世界”を捉え、独自の画像処理を行い私たちが認識できるイメージへと変換した「デジタル赤外線写真」が展示されている。

オールドレンズの第一人者として写真業界で活躍する澤村氏は、20冊以上のオールドレンズの解説書を出版する傍ら、2008年からデジタル赤外線写真による作品制作を開始。

翌2009年、日本初となるデジタル赤外線写真による写真展「Black Morning」を開催し、同作品は日本写真協会新人賞にノミネートされた。

赤外線は昼夜を問わず、自然光にも人工光にも含まれる。したがってまるで異界のようなその写真世界は、空想的でも擬似的でもない。まぎれもなく私たちが認識しえない“もうひとつの世界”の有り様だ。

オールドレンズの第一人者が生み出す、もうひとつの世界を覗きに行ってみては。

澤村徹写真展 視覚の陰謀論
会期:開催中~4月19日(水)
会場:新宿マルイ本館8F
所在地:東京都新宿区新宿3-30-13
時間:11:00~20:00(入場無料)
WEBサイト(公式):https://www.0101.co.jp/003/event/detail.html?article_seq=116050&article_type=sto

<六本木>世界が注目するヘザウィック・スタジオの展覧会

「森美術館」では 6月4日(日)まで、「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」が開催される。

世界が最も注目するデザイン集団ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を、天空にある大空間「東京シティビュー」で紹介。これが日本で最初の展覧会となる。

試行錯誤を重ねながら新しいアイデアを実現する彼らの仕事を、「ひとつになる」「みんなとつながる」「都市空間で自然を感じる」など6つの視点で構成。人間の心を動かす優しさ・美しさ・知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る。

「ヘザウィック・スタジオ」は、1994年にロンドンで設立。ニューヨーク、香港、上海、シンガポールなど世界各地で革新的なプロジェクトを手掛けている。

モノやその土地の歴史を学び、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら、最新技術を駆使して生み出される空間。それらはこれまで見たことがないような斬新なアイデアであふれている。

来る時代に適う、豊かな示唆に富んだ建築のあり方に注目してみては。

へザウィック・スタジオ展:共感する建築
会期:開催中~6月4日(日)
会場:東京シティビュー
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階

創造性を持ち、挑戦するアーティストの作品は色あせることがない。この春は、アートを通してその情熱や感性に触れてみよう。

(IGNITE編集部)

※イベントの開催状況が記事の掲載時と異なる場合がある。足を運ぶ際は公式HPなどで最新情報の確認を