船中単発バイト続く
ジグを交換していると、「ヒット!」と左隣のアングラーの電ジギがブチ曲がる。
ヒットはラインで130mと共有されたので、急いで400gのジグを投下した。ヒットしたアングラーはモーターを唸らせていたが、リーダーブレイク…もったいない。
嫌な雰囲気が流れたが、ミヨシのアングラーにヒット。これも130mらしい。後方に移動しながら、オマツリを交わしてコトンが上がった。私のジグも130mにあるはずなのに、ヒットはなくポイント移動となる。
ポイント移動でヒット連鎖
2発当たったので、すぐに再開するだろうと思っていたが、船は30分以上走る。どうも連発するエリアがあったようだ。
このように、僚船同士でヒット情報を共有することもトンジギには必要。広い海を自船だけで群れを見つけるのはむずかしい。
次のポイントでは、多くの船が集まっていた。水深80~100mで当たっているとアナウンスがあった。
期待してジグを投下し、80~100mをワンピッチで誘い、フォールを通すことを繰り返す。やがてミヨシから2番目のアングラーが100mでヒット。
つづいて、6番目のアングラーにもヒットしてコトンが上がる。
しばらくして、3番目のアングラーの電ジギにヒット。最初にヒットさせてブレイクとなったアングラーだが、なんとまたブレイク。しかし、逃げたトンボが、ミヨシのアングラーのフックに引っかかるというハプニングでコトンが上がった。2人がオマツリしていたからだろうが、こんなは初めてである。
沖の潮目を狙う
単発のアタリがつづいていたが、再び移動。今日は移動が多く、時刻も11時を回り、いやな予感がする。
さらに沖に走って、潮目がくっきりしたポイントで再スタート。潮目を境に高い方は水温19.5度、低い方は19度を切るらしい。どちらがよいのかは一概にはいえないが、低い方から高い方へ流れるように、船の位置取りした。
180mに反応が入ったというので、PEライン4号タックルに、400gのシルバーグローをつけて投入。
筆者に待望の本命ヒット
200mまでラインを出し、ワンピッチで誘うと異常に重い。ひょっとしてエビ(リアフックがリーダーに掛かること)になったのかと思い、いったん回収することに。
巻き上げてくると、150mで急に軽くなった。どうやら、強烈な二枚潮の潮目で重く感じたようである。
これだけの潮目ならポイントになっているだろうと、軽くリズムをつけて巻いているとグンッ。ほとんど、ただ巻きのようなアクションでヒットした。一瞬ドラグが滑ったが、難なくコトンをキャッチできた。やれやれである。
トンボは、船長が〆てエラワタを抜いてくれるので、お任せしてすぐにジグを投入。200mからリズムをつけてただ巻きしているとグンッ。よし、パターン発見と喜んだが、すぐにバレてしまった。
恐らく150~200mにある潮目で糸フケが出ており、フッキングが決まらなかったのだろう。惜しいことをした。