勢いのある所に、人材は集まる。

関西方面では、有為な人材は維新の方に流れて行ってしまいそうだ。

維新にとっては好循環になるが、自民党は、その内有為な人材が集まってくれないのを嘆くようなことになってしまうのかも知れない。

有為な人材が集まらなくなった組織は、結局は凋落の一途を辿るしかない。

まあ、いつかはどこかで歯止めが掛かるのだろうが、今はまだその兆しが見えない、と言った方がいいのかも知れないな。(2023/4/10)

敗れたが、次に繋がる選挙戦ではあった

総務省出身者が各地の首長選挙に立候補して、それなりの結果を出しているが、奈良県知事選挙に立候補した新人候補者は当選することは出来なかった。

決して悪い候補ではなかったのだが、結局は候補者として擁立した自民党奈良県連の執行部の根回し不足と政治的力量不足から、退陣必至と言われていた現職知事の立候補を上手に回避出来なかったための敗戦だった、と言わざるを得ないだろう。

まあ、それでも候補者本人はあらん限りの力を振り絞って見事な選挙戦を展開していたようだから、結果は出せなくても悪い選挙ではなかった、と総括するのがいいのではないか。

選挙は、選挙結果が出たら、それで終わりではない。

むしろ、選挙結果が判明してからが新たな戦いが始まると言っていい。

翌朝から駅頭に出て挨拶をしているという姿がSNSに流れてきたが、これがいい。

何事においても順風満帆で来た人にとって、負けた選挙ほど人生修行になるものはない。

何度も負けるようなことはしない方がいいが、一度や二度負けたくらいで挑戦を諦めるようなことはしないことだ。

幸いに悪評判は、どこからも出ていない。

更なる精進努力を重ねられることだ。

ガンバレ、ガンバレ。(2023/04/10)

編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2023年4月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。