15分の格闘で63cm堂々浮上
しばらく、一進一退を繰り返すも魚はいまだ20m先、”ゴボン!!”と水面を裂きながら抵抗しています。焦らず落ち着きを保ちながら、ゆっくり引き寄せること約15分、ようやく岸際に引き寄せ、ネットに納めることができました。
50cmクラスのトラウトなら問題なく収まる、本流用ランディングネットの全長を超える大きさのアメマスが、目の前で息を荒げています。
メジャーを当てると63cm、秋にキャッチした64cmの個体と比べると、銀がかった体色は雪代で磨かれたかのような輝きです。そして、ミサイルのように尖った頭と三口に割れた顎の先端は、この魚がイワナであることを物語っています。

極寒期を海で過ごし、豊富なエサをたらふく食べているのか極太のコンディション。海岸から10kmも離れていないポイントなので、おそらく鮭の稚魚を求めて汽水域に侵入してきた個体でしょう。
しっかりと回復させてからリリースすると、背鰭で水面を切り裂きながら流れに帰っていく姿は、某怪獣王を思わせる風格がありました。
35cmニジマスも登場
アメマスを流れに帰したあと、さらに下流に釣り下ります。すでに大満足な中、50mmのミノーを縦にチョンチョンとトゥイッチして誘っていきます。
岸際からドン深になったポイントに差し掛かったころ、ギラつきながらミノーを下から食いあげるようなバイトがあり、すかさずアワセを入れると小気味よいファイト。
アメマスかと思いきやジャンプを繰り返す姿は想定外のニジマス、サイズこそ35cmほどでしたがピンクのヒレが美しい素晴らしい個体でした。
極太の大物に加え、美しいニジマスもキャッチ、少々でき過ぎな新規開拓でした。

雪代本格化までの短いシーズン
本流の釣りは、雪代が本格化するまでの3週間ほどという短さです。
鮭の稚魚パターンや、遡上・降海のタイミングがうまく噛み合えば、よい結果を得られる反面、融雪のスピードが想定より早かったり、降雨があれば一気に状況が変わったりして釣りが格段に難しくなります。
もしかすると、今回が少ないチャンスのひとつだったかもしれません。(実際、この釣行のあと2回ほど竿を出しましたが結果は出ませんでした。)





<小峠龍英/TSURINEWSライター>
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