こんにちは。田澤ともきです。
日本へ一時帰国した友達に、かき氷が日本でブームだと聞き「インドにはないねー」と話していた所、なんと見つけてしまいました。インドのかき氷はいろんな意味で興味深いです。かき氷の屋台を直接調査してきました。
目次
デリーの夏は45度が1.5か月
レモン+マサラ+氷がうまい
カラフルならOKな色水
インドのかき氷は色が勝負
まとめ
デリーの夏は45度が1.5か月

デリーの夏はかなりハードです。45度の世界を想像できますか?日差しが強すぎて痛いのです。さらに思考が停止してきます。暑い国の人は怠け者が多い、と聞いた事がありますが、それは怠け者ではなく、人間の脳は40度以上になると働かなくなるのだと思います。
でも、デリーの人たちは寒いよりまし、とよくいいます。どんな境遇でも現状に満足する。これがインドのすごいところです。与えられた状況でいかに楽しめるか考える天才です。
レモン+マサラ+氷がうまい

今回ご紹介するかき氷は、ムンバイ発祥のチュスキという名前のかき氷です。チュスキとは「ぺろぺろする」の意味で(※旦那さん訳)インド版かき氷は、ワイルドに削った氷にレモンとマサラ、そしてカラフルなシロップで色づけたものをさします。
黄色くて丸いのはレモンです。インドのレモンは、ピンポン玉より少し小さめのまんまるなレモンが主流です。カリフォルニア産レモンなどは大きいので、いつも日本のレシピをみながら料理をつくる私は、レモンやほかの野菜の大きさが異なるので、いかに日本と違うか、こういうところでも実感します。
かき氷用のスパイスがある
さすがスパイス大国。実は、「チャットマサラ」と呼ばれるかき氷用のスパイスが存在します。このスパイスは、様々な種類のスパイスと岩塩がミックスされて、少し甘しょっぱい味がします。このチャットマサラはレモンとの相性が最高にいいのです。
暑さをしのぐために、塩分はもちろん、クミンパウダーやコリアンダーパウダーなどが入っています。インド人がマサラと呼ばれるスパイスをいろいろな料理や飲み物に入れるのは、おいしいだけではないのです。