さて、少し違った視点で見ますと、防衛費において増税を主張している人たちは、大きく三派に分かれるようです。

・シンプルに財政規律を重んじる派 ・増税できるときにしておきたい、権益拡大派 ・増税を主張することで防衛費膨張を牽制したい派

財政規律派で真面目に(?)やっている方には一定の理解できるのですが、後者2つは看過できないものがあります。

特に「増税するくらいなら防衛費は増やさなくていいや」という世論を喚起するために、防衛費増額には賛成するフリをしながら強く増税を主張している方々がもっとも狡猾とも言えます。

安倍後継を自負する高市早苗大臣らの主張は、こうした勢力に対するカウンターパンチという側面もあるのでありましょう。

いずれにしましても、政治的思惑はさておき、高市早苗大臣の増税批判の中身には共感できる点が多々あるところ。

政府与党内の議員とも連携できる点は連携し、増税に頼らない防衛費増額・防衛力強化に向けて政策提言を続けてまいります。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。

岸田首相と高市大臣 自民党HPより

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年12月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?