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人気急上昇の「チャカピ温泉」
Google mapでは探せない?渓流露天風呂「プジェ温泉」
人気急上昇の「チャカピ温泉」
チバイの西8kmの地点にあるヤンケ村の目玉は、なんといっても「Baños Termales de Chacapi(チャカピ温泉)」でしょう。昔から地元の人に愛されてきた古い温泉ですが、近年増設された露天風呂が人気となり、湯船から望むコルカ渓谷のダイナミックな風景がSNSで拡散されたことで、多くの旅行者が訪れるようになりました。

ヤンケ村から西へ延びるチャカピ通りを1.5kmほど進むと、コルカ川を渡る鉄橋が見えてきます。チャカピ温泉はその手前にあります。

チャカピ温泉の泉温は45度。無色透明で、さらさらとした透明感のあるお湯が特徴です。ミネラル成分が多く、関節炎やリウマチに効くほか、美肌の湯としても有名ですよ。
屋内温泉プールと日よけのタープを張った屋外温泉プールに加え、渓流沿いに石造りの露天風呂が6つあります(写真に写っていなくてすみません)。
湯船が小さいため、ツアー客が訪れる夕方や地元の人が通う週末は芋の子を洗うような状態に。それでも訪れる価値は十分あると思います。
チャカピ温泉(Baños Termales de Chacapi)
- 料金:15ソレス
Google mapでは探せない?渓流露天風呂「プジェ温泉」

ペルー秘湯巡り最後の温泉は、筆者イチオシの「Baños Termales de Puye(プジェ温泉)」をご紹介しましょう。先ほどのチャカピ温泉からヤンケ方面へ少し戻り、チャカピ通りと並行して走るコルカ川沿いの未舗装道路を100mほど進むと、コルカ川にかかるつり橋が見えてきます。その橋を渡った先にあるのが、プジェ温泉です。

プジェ温泉のあちこちから高温のお湯が湧いています。アンデスの青空に向かってゆらゆらと白い湯気が立つ様子は、まさに日本人が望む温泉風景ですね。
いくつかある源泉の温度はそれぞれ67~82度と高温で、リチウム、ナトリウム、カリウム、鉄を多く含んでいます。また不思議なことに同じ敷地内で冷泉も湧いているそうで、湯船のお湯はそれらを混ぜることで34~38度に調整しているとか。

コルカ川のせせらぎに耳を傾けながら入る熱々の湯、最高!コルカの大地がもたらした自然の恵みを余すところなく堪能できるプジェ。解放的でリラックス効果抜群です。
プジェ温泉
- 料金:15ソレス
ペルーの秘湯巡り、いかがでしたでしょうか?ナチュラルでダイナミック、さまざまな効能に恵まれたペルーの温泉。温泉地は高地にあることが多く、アクセスも容易でないものが少なくありません。それでもアンデスの大空の下で楽しむ露天風呂の解放感といったら!
ペルー旅行中、もし滞在先で"Baños Termales"や"Aguas Termales"といった文字を見つけたらラッキー!日本では決してお目にかかることのできないペルーの秘湯巡り、ぜひ楽しんでください!
文・写真・原田慶子/提供元・たびこふれ
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