前年との比較では、近畿地方以外のすべての地域で域内旅行の割合が減少しており、居住地域外への旅行が増加した。

ゴールデンウィーク中の旅行の出発日を尋ねたところ、5連休の初日である「5月3日」(21.0%)がもっとも多く、以下「4月29日」(17.0%)、「4月28日」(11.5%)が続いている。

旅行日数を尋ねた質問では、「1泊」(39.0%)が前年より2.8ポイント増加で最多となった。「2泊」(33.6%)は1.0ポイント増加したものの、「3泊」(15.4%)以上はすべて減少している。

旅行の同行者は、「夫婦のみ」(24.0%)がもっとも多かったものの、前年と比較して1.5ポイント減少した。以下「子ども連れ(中学生までの)の家族旅行」(23.3%)が0.3ポイント減で続き、「(母娘、三世代などの)その他の形態の家族旅行」(12.1%)は2.3ポイント増加しており、これらを合わせた家族旅行の割合は59.4%に達し、前年より0.5ポイント増加している。「1人」(16.3%)は1.7ポイント減と、2年連続で減少した。

1人あたりの旅行費用は、「1万円~2万円未満」(22.4%)が最多となったものの、前年から1.4ポイント減少している。それに続く「2万円~3万円未満」(20.7%)は前年より2.9ポイント増、「1万円未満」(12.9%)は1.2ポイント減となった。

利用交通機関(複数回答)は、「自家用車・レンタカー」(65.8%)が前年より3.8ポイント増加してもっとも多く、「鉄道全体」(41.3%)は2.5ポイント増加している。内訳としては、「JR新幹線」(22.2%)は0.4ポイント減、「JR在来線・私鉄」(19.1%)は2.9ポイント増となった。「航空機全体」(16.1%)は、前年より4.5ポイント減少している。

利用宿泊施設は、「ホテル」(52.9%)が最多となり、前年より9.0ポイント増加した。以下「実家や親族の家」(18.7%)は3.5ポイント減、「旅館」(17.1%)は4.4ポイント増となっている。なお、新型コロナ禍で増加傾向にあった「キャンプ場・グランピング・キャンピングカー・車中泊など、アウトドアに関する宿泊」(3.7%)や「民泊・貸別荘」(1.0%)は、いずれも減少した。

ゴールデンウィーク期間中の旅行について、特別に考慮することを尋ねたところ(複数回答)、「引き続き旅行中もマスクを着用する」(39.8%)がもっとも多く、以下「公共交通機関を使わずに、自家用車やレンタカーを使う」(26.4%)、「少人数での旅行にとどめる」(23.8%)、「部屋食や個室で食事ができる施設を選ぶ」(17.3%)、「人が多数移動する時間を避ける」(15.3%)が続いている。
ほとんどの項目が前年よりも減少する一方で、「観光に関するキャンペーンが利用できる旅行先を選ぶ」(11.7%)は前年より4.4ポイント増、「旅行者に対して、歓迎の意思が感じられる地域を選ぶ」(8.7%)は1.0ポイント増となった。

ゴールデンウィークに出かける場所として、気になっているところを尋ねた質問(複数回答)では、「自然の景色が楽しめる場所(国立公園や花畑など)」(29.7%)が最多となり、以下「食をメインにしたイベント」(20.1%)、「自然の体験が楽しめる場所(登山などのアウトドア、キャンプなど)」(15.2%)が続いている。「特に気になっている/行きたいところはない」(10.1%)は、前年よりも8.2ポイント減少しており、全体的に旅行意欲の高まりがうかがえる。
提供元・BCN+R
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