古和浦釣行の翌日の3月6日、まずまずの天気予報だったので三重県志摩の御座磯へ釣行してみた。1~2週間前は良い潮が入ったのか連日40cmオーバー含めて2ケタ釣りがあり、最大で実寸50cmのグレも出たそうで期待が持てる。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・大道勝彦)
御座・高バエでフカセ釣り
この日も大潮で朝方は満潮となり、前日のウネリも少し残っていることから、取りあえず高バエに上がってみた。
高バエは高島の横にある穴場的なポイントで、地磯のようだが大きな独立磯だ。全体的に周りはシモリだらけで3ヒロくらいだが、今まで強烈なバラシの経験が3~4回、やっと上げたのはマダイの85cmだった。
高バエの仕掛けは、サオ・がまかつグレ競技スペシャルⅣ1.25号5m、リール・インパルト2500SH-LBD、ミチイト・釣研プロトミチイトX2号、ハリス・釣研プロトハリスX2号、ハリ・くわせグレ5号、ウキは釣研フリクションDのG2でタナ3ヒロ。まきエサはオキアミ生4.5kg、配合エサはグレパワースペシャルⅤ9徳用と超遠投グレをブレンド。
大潮満潮と波気で感じは良いのだが、全くさしエサも取らない状態。しばらくしてやっと2~3投に1回くらいさしエサがかじられるようになったが、どうもフグのようだ。あちこち投点を変えながら攻めていくが、やっとベラが釣れる程度。
と、ふいにシュとウキが入る。アワセを入れると「ガツーン!」ときて「ヨシ!」と思ったが、クックッと首を振る感触。まあ引きが楽しめただけでもいいかとタモに入れたのは45cm級のクロダイ。その後、釣れるのはアイゴとフグだけ。船長から電話があり、今から見回りに行くというので磯替わりした。
磯替わりで平島へ
午前10時半、朝方よりかなり潮位が下がっており、低い平島へ磯替わり。平島は名前の通り平たい磯で、けっこう広いが低いので干潮のときや小潮のときしか磯にいることができない。その代わり魚影の濃さは岬周辺でもピカイチで、私も52cmを仕留めるなど40cmオーバーを何度も釣っている大好きな磯だ。
期待満点で早速南向きの本命ポイントから攻めてみるが、どうもしっくりこない。ウキが吸い込まれていく潜り潮が弱く、たまにオキアミがかじられる程度で、もちろんグレのアタリも皆無。
それではと北西向きの深場を攻めてみる。こちらは潮が引かないとやれない上、北西風が強いと釣りにならないという、正に普段はやれない最高のポイント。ところがこちらは逆にサラシで強い潜り潮があり、グイグイと仕掛けが底に引き込まれていくが全くさしエサが取られない。やっとアイゴが釣れた以外はさしエサも触らなかった。