メンデルスゾーンの2曲は、まったりどっしり。”フェリックス”という名前に似合わない(笑)。大好きな3番第三楽章、象か巨人が質感を持ってのっしのし歩いている感じ(いい意味で)。骨太の弦の低音がきれいね。木管は、ファゴット以外いまひとつ。
ブラームスは、オケがちょっとでもロマンティックかつ感傷的になろうとすると、俺様指揮者が、深くどっしりに引き寄せる感じ。ブラームスなので、もう少し演歌っぽく拳を効かせた抑揚でもいいかな、とも思うけど、もちろんこれはこれで文句なし。
ティーレマン節でヴィエナーフィルハーモニカーとムジークフェラインの音響を楽しむソワレ。
明日も明後日も、楽しみ♪
2022年5月ムーティ演奏会の様子はこちらから(2公演あります) 2019年11月12月ヤンソンス公演はこちらです(2公演あります) 2019年3月バレンボイム公演はこちらです(前々日にも公演あります) 2018年12月ムーティ演奏会はこちらです 2018年10月ブロムシュテッド演奏会はこちら(ムジークフェライン初体験)
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。