TikTokは中国企業・ByteDance(バイトダンス)が運営する短尺動画プラットフォーム。ショート動画の流行を生み出した人気サービスで、Instagramのリール機能やYouTubeショートなどが追従しています。

【2023最新】TikTokの危険性・リスクと「見るだけ」で安全に使う方法
(Image:Top_CNX / Shutterstock.com) TikTokはいいねやコメントが付きやすく、拡散されやすい特徴があります。Z世代のインフルエンサーや発信欲求がある個人に支持されています。一方で上の世代にはそれほど広がっていないのも事実で、「とりあえず一回は見てみよう」と思う方も多いのでは(画像=『オトナライフ』より 引用)

一方で、TikTokは中国企業が運営していることもあり「セキュリティ面の危険性」「データの悪用リスク」が取りざたされます。アメリカでは公務用端末でのTikTok利用が禁止されており、連邦議会では一般の利用そのものも禁じる議論が進んでいます。

参照元:「TikTok一般利用禁止法案、バイデン政権支持 実現度増す」【日本経済新聞】

【2023最新】TikTokの危険性・リスクと「見るだけ」で安全に使う方法
(Image:Emre Akkoyun / Shutterstock.com) TikTokの運営会社は中国への情報提供や諜報活動への協力の疑いを否定しています。しかし中国には、2017年に制定された「国家情報法」という法律が存在します。同法の第7条では「いかなる組織及び個人も法に従って国家の情報活動に協力し、国の情報活動の秘密を守らなければならない。国はそのような国民・組織を保護する」と定められています(画像=『オトナライフ』より 引用)

つまりTikTokが中国企業であるかぎり、中国の情報活動に協力をする必要があり、情報提供を求められたら従う必要があります。この点を警戒するアメリカなどはTikTokの利用を禁止する方向へと舵を切っているのです。

もっとも、日本ではアメリカなど諸外国ほどTikTokへの規制は進んでいません。とはいえ、TikTokの利用に危険性はないとは言えないでしょう。

ですが、TikTokがZ世代を中心に広く浸透していることも事実。登録せず「見るだけ」なら安全ではないか?と思う方も多いはず。そこで今回はTikTokを「見るだけ」で使う方法と危険性、利用のリスクなどを解説します。

TikTokは「見るだけ」なら安全?

結論から言えば「スマホにTikTokのアプリをダウンロードしない状態」で「見るだけ」ならば安全性は高いです。

【2023最新】TikTokの危険性・リスクと「見るだけ」で安全に使う方法
(Image:XanderSt / Shutterstock.com) アプリの運営企業が個人情報を収集するには、利用者の「アプリのインストール」が必須です。一方でブラウザ経由で視聴するだけならば、見た人のOSやブラウザ、どの検索サイトから来たのかやIPアドレスなどは収集できます。しかし個人情報の取得までは困難。よってTikTokに登録せず、ブラウザ経由で視聴するだけならば比較的安全です(画像=『オトナライフ』より 引用)

なおアプリの利用には、やはり一定のリスクが伴います。

【2023最新】TikTokの危険性・リスクと「見るだけ」で安全に使う方法
たとえば米連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員は、自身のTwitterを通じて「TikTokはただのよくある動画アプリではない。(動画アプリとしてのイメージは)羊の皮だ。センシティブなデータを大量に収集しており、新たな報告ではそれらは北京からアクセスされている」と指摘しています(画像は「Brendan Carr(@BrendanCarrFFC)」Twitterの投稿画像から引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

よってTikTokに登録せず、ブラウザ経由で「見るだけ」で楽しむのがベターです。