超肉厚のウルグアイビーフを堪能!

モンテビデオっ子も絶賛!『メルカド・デル・プエルト』と『エル・パレンケ』
(画像=『たびこふれ』より引用)

まずはメルカド・デル・プエルト名物の「Medio y Medio(メディオ・イ・メディオ)」を食前酒に。メディオ・イ・メディオは白の甘口スパークリングワインと辛口の白ワインをブレンドしたお酒で、メルカド・デル・プエルト内にある1886年創業のバー、「Roldós(ロルドス)」で考案されたものです。今ではロルドスのみならず、メルカド・デル・プエルトの名物酒として定着しており、ほとんどの店で注文することができます。

ちなみにロルドスは今も健在。パリーシャも頂けますが、口コミを見る限りここはバーとして利用するほうがよさそう・・・。ロルドスで元祖メディオ・イ・メディオをさくっと飲んで、その後お目当ての店に移るのがいいかもしれませんね。

モンテビデオっ子も絶賛!『メルカド・デル・プエルト』と『エル・パレンケ』
(画像=『たびこふれ』より引用)

ウルグアイで赤ワインを頂くなら、ここは絶対「tannat(タナ)」で!フランス南西地方原産の赤ワイン用の品種タナは、フランスのみならず、ウルグアイでの栽培が盛ん。タンニンの力強い酸味と豊かな味わいが特徴で、まさにパリーシャのためのワインといえるでしょう。

モンテビデオっ子も絶賛!『メルカド・デル・プエルト』と『エル・パレンケ』
(画像=『たびこふれ』より引用)

ルッコラとカボチャ、パルメザンチーズのサラダ。ルッコラのほろ苦さとカボチャの甘味、チーズの塩味がバランスよくまとまった一品。もう一品注文しようかと思ったのですが、これから300~400gの超厚切り肉を頂くので、ここはセーブしておきましょう。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

来ました!約350gのSuper Baby Beef(スーペル・ベイビィ・ビーフ/リブ・アイ)!

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(画像=『たびこふれ』より引用)

肉汁をたっぷりたたえた赤身肉、いいですね。外側に薄っすら残る炭火の焦げ目も香ばしく、完璧な焼き加減です。

自然豊かな環境下で、牧草のみを食べて育つウルグアイの牛は、「グラスフェッドビーフ」と呼ばれています。グラスフェッドビーフは赤身が多く高タンパク・低カロリー、肉本来の味を楽しみたい人には打ってつけ。さっぱりしているので、女性でも300~400gくらいはぺろりと平らげることができますよ。

パリーシャの焼き方は大きく分けて「Jugoso(フゴッソ)」、「A punto(ア・プント)、またはTérmino medio(テルミノ・メディオ)」、「Cocido(コシード)」の3パターン。フゴッソは"ジューシー"という意味でレア、ア・プントはミディアムレア、コシードはウェルダンをさします。実際にはもう少し細かく分かれており、地元の人は部位によって焼き加減を変えて注文したりもするそうですが、これだけ分厚い赤身肉の場合、フゴッソにすると肉が柔らかすぎてちょっと噛み切りにくいかもしれません。好みの問題ですが、悩んだらとりあえずア・プントにしてみてはいかがでしょうか?

モンテビデオっ子も絶賛!『メルカド・デル・プエルト』と『エル・パレンケ』
(画像=『たびこふれ』より引用)

約300gのpicaña(ピカーニャ/picanhaとも書く)、もちろんア・プントで注文しました。日本で"いちぼ"と呼ばれるピカーニャは、赤身と脂身の美味しさを一度に味わえる人気の部位。肉汁たっぷり、もう言葉はいりませんね。

モンテビデオっ子も絶賛!『メルカド・デル・プエルト』と『エル・パレンケ』
(画像=『たびこふれ』より引用)

メルカド・デル・プエルトのある辺りは、旧市街におけるグルメと観光の中心地。ウルグアイ名物のパレード「ジャマーダス」を模したミニ楽団が、観光客の目と耳を楽しませてくれました。

物価の高いウルグアイのこと、人口より牛のほうが多い国ですがパリーシャも決して安くはありません。たとえばこの時、ピカーニャは$890(USD23.14)、スーペル・ベイビィ・ビーフは$1150(USD29.9)でした。ここに前菜やワインを加えると、2人で軽く15,000円は超えてしまいます。ウルグアイの税金(IVA)は22%と高額なので、どうしても高くなってしまうんですよね。

でも外国人旅行者には朗報が!

ウルグアイでは外国人観光客に対して付加価値税の還付を行っており、ウルグアイ以外の国で発行されたクレジットカードでの支払いの場合、IVA22%が還付(免除)されます。還付を受けられるサービスは外食とケータリング、レンタカーのみで、ショッピングなどは対象外。還付手続きなどは不要で、支払い時に22%の税金分を差し引いた額が請求されます。これは嬉しい制度ですね!

なので今回は、最終的に12,000円強の支払いで済みました。ただしウエイターに対するチップは別なので、どうかお忘れなく。最低でも10%は置くようにしましょうね。

地元の人も絶賛の人気パリーシャの店「エル・パレンケ」のご紹介でした。

El Palenque/エル・パレンケ

  • 住所:Pérez Castellano 1579, Montevideo
  • 電話:(598)2917-0190
  • 当日のレート:$1=約USD0.026、約3.54円

文・写真・原田慶子/提供元・たびこふれ

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