私はこのブログで2週間ぐらい前に台湾は中国に無血統一されることも無きにしも非ずという趣旨のことを記させて頂きました。その時点で今回の民進党の大敗は予想していたのですが、それがなぜ無血統一の可能性に飛躍するのでしょうか?多分ですが、中国からのスパイや思想教育の影響が今後さらに強まるのだとみています。一種のマインドコントロールです。
そして香港の一国二制度の実質的崩壊は戦う意欲を失わせたように思えます。更に私がダメ押しをしたとみたのがペロシ氏の台湾訪問です。あれは逆効果だったと思います。あの訪問は外交レベルでは非常に盛り上がり大きなイシューとなりましたが、台湾人レベルではあまり触ってほしくなかったのではないでしょうか?繊細な政治イシューを外国が煽るな、であります。
台湾の総統選挙は24年1月です。つまり今から1年2か月後。この間に中国は台湾に猛烈な攻めをするはずです。もちろん武力ではありません。思想教育です。スパイもはびこるでしょう。そのあたりに中国の協力者がうようよいる状態になるとみています。そうなれば総統選への影響力も高まります。中国はまず、総統選で国民党に政権を奪取させ、その上で2024年が習近平氏にとって「平和裏に」踏み込むタイミングではないかとこのブログで予想させて頂きました。
では最後に日本の立場はどうなるでしょうか?個人的想像ですが、中国が日本にこうささやくと思います。「中国は日本には全く興味がない」と。この意味するところは日本の安全は確保するから台湾問題には手を出すな、ということです。
当然保守派は「そんなことは信じられない」と声を上げるでしょう。しかし、岸田さんならこれを折衷として受け止める可能性はあります。故に私が何度も言っているように岸田政権は長くなるのです。それは違う形で政権が維持されるという意味です。
お前の思想も飛躍しているな、と仰る人が多いでしょう。さて、どうなることやら。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2022年11月27日の記事より転載させていただきました。
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