第20回の統一地方選挙は4月9日と23日に投票が行われる。前半は4月9日に9知事選と、札幌市や相模原、札幌市や相模原など6政令市長選が行われる。
今回は、知事選挙は、北海道、神奈川県、福井県、大阪府、奈良県、鳥取県、島根県、徳島県、大分県だが、誰が当選するか予断を許さないのは、奈良、徳島、大分だ。
このあたりについて、選挙ドットコムというところに過去の経緯も含めて詳しい解説を書いたので、ご覧頂きたいが、媒体の性質から、公平に書かなくてはいけなかったので、少し突っ込んだ話、こぼれ話を今回は奈良と徳島についてアゴラ読者のために披露しておこう。
奈良県知事選挙/日本建国の地で続く保守系の覇権争い『Gの系譜(1)~歴史からひもとく注目の知事選~』 選挙ドットコム
奈良の知事選挙は、元生駒市長の日本維新の会新人、山下真氏(54)、元総務官僚の無所属新人、平木省氏(48)=自民党県連推薦、立憲民主党県連支持、元同県大和郡山市議の無所属新人、尾口五三氏(72)=共産党推薦、現職の荒井正吾氏(78)=国民民主党県連推薦、元中学講師の無所属新人、西口伸子氏(68)▽会社員の無所属新人、羽多野貴至氏(43)の6人で争われている。
奈良県では、2015年の知事選挙に立候補したことがある元生駒市長の山下真が早くから維新に推されて出馬の動きを見せ、大阪に通勤する人が多いだけに、現職の荒井では厳しいのでないかと言われていた。