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わかりにくい名前が付けられた車のインテリアたち
パーツ名を詳しく知れば車がもっと楽しくなる
わかりにくい名前が付けられた車のインテリアたち
![車の「グローブボックス」名前の由来は?入れてはいけないものは知ってる?](https://cdn.moneytimes.jp/1000/562/pmVMpCACRxeLxNNbgPTbqnMGDVqJXWzq/8c41ffcf-62df-425c-9a56-cb79d47928b3.jpg)
車のインテリアには独特のネーミングの部位が多く、なぜこの名称なのかわかりにくいパーツがグローブボックス以外にもいくつかあります。変わった名前のインテリアを総ざらいしてみましょう。
インストルメントパネル(インパネ)
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フロントシート前方に位置し、計器類やエアコンスイッチ、カーナビなどが備わるパネル全体を「インストルメントパネル」と呼びます。名称の由来は航空機用語で、インストルメント(instrument)は英語で計器を指します。
インストルメントパネルという呼び方は、次に解説する「ダッシュボード」の役割の変化にともなって使われるようになりました。本来の意味は「計器類が並んだパネル」ですが、定義は曖昧であり、ダッシュボードと同じ意味で語られることが少なくありません。
ダッシュボード
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フロントシート前方の内装全体をダッシュボードと呼びます。ダッシュボードの歴史は古く、祖先をたどると馬車の御者台に備わる泥除けに行き着きます。馬車の泥除けは初期の車に継承され、20世紀に入ると計器類が備わるようになりました。
現在のダッシュボードは精密機器や収納が並ぶ内装パーツであり、泥除けの役割を持ちません。このため、前述のとおりインストルメントパネルとも呼ばれていますが、ダッシュボードも現役の車用語として使われ続けています。
メータークラスターパネル
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スピードメーターやタコメーターなどの、運転用の計器類が並ぶパネルを「メータークラスターパネル」と呼びます。クラスター(cluster)は集合体を指す英語ですから、メータークラスターパネルを直訳すると「計器が集まった板」となります。
センタークラスター
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エアコン操作パネルやカーナビ、カーオーディオなどが備わるインパネ中央部分を「センタークラスター」と呼びます。センタークラスターを直訳すると「中央集合体」。そのまんまですね。
センターコンソール
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運転席と助手席の間に設けられた長方形の間仕切りを「センターコンソール」と呼びます。「コンソール(console)」は操作盤を意味し、センターコンソールにはシフトレバーやドライブモードスイッチなどの操作装置が備わっています。
ただし、センターコンソールの役割は車により異なり、操作装置が備わらないシンプルな収納スペースとしている車種も少なくありません。また、車内での移動のしやすさを考慮して、センターコンソール自体を省略している車種も多く見られます。
コンソールボックス
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センターコンソールに備わるフタ付きの収納を「コンソールボックス」と呼びます。車種によっては、社外品のコンソールボックスをインテリアに後付けできる場合があります。
レジスター
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車のエアコン吹き出し口を指して「レジスター」と呼ぶ場合があります。レジスター(Register)は、空調や換気扇などの空気量調節部品を指す建築用語です。車用語としては日常的に使われる言葉ではありませんが、知識として押さえておきましょう。
パーツ名を詳しく知れば車がもっと楽しくなる
![車の「グローブボックス」名前の由来は?入れてはいけないものは知ってる?](https://cdn.moneytimes.jp/1000/563/KgZFtHLjFgpdtlGkxYVdDcbuCCFfxAOt/89ecd271-59c3-4c06-8865-cb6708eb382c.jpg)
パーツの名前に詳しくなくても車は運転できます。また、グローブボックスのような収納部品は、名前の意味を知らなくても困らないパーツといえるでしょう。
とはいえ、車の各部の名称について調べることにより、カーライフがより楽しくなることも事実です。パーツ名と車の歴史とのつながりを発見すれば知的好奇心が満たされますし、新たに得た知識をSNSで発信するのも楽しいものです。
付け加えていうと、パーツ名を詳しく知っておけば、愛車の修理やカスタムに役立つ情報を探しやすくなります。車雑誌やウェブで気になるパーツ名を見つけたら、ぜひ名前の意味や由来を調査してみてください。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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