焦点は因果関係

 もし仮に亡くなった有吉の叔母の親族が警察に通報したり、当該メディアを相手取り損害賠償を求めて民事訴訟を起こした場合、メディアが法的な罪に問われる可能性はあるのだろうか。山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士はいう。

「記者が『相手が死ぬこと、ケガすることを想定してやったこと』ではないので、刑事事件にはなりません。次に、民事上、損害賠償ができるかどうかですが、こういった事件では『因果関係』が重要となります。まず『因果関係』の基本である『条件関係』という、『このことがなかったら、これはなかった』という関係があるかどうかですが、確かに記者がピンポンしなければ亡くなることはなかったという関係にはあります。しかし、これだけで『因果関係』が認められるわけではなく、『相当性』という考え方が必要です。要するに、『相手が転ぶことを予想できたか、それを回避できたか、普通、そう考えるか』といったことを検討するのですが、ピンポンして相手が転んで骨を折り死ぬことまでは想像できないので、『因果関係』は認められないでしょう。したがって、有吉さんの『まぁしょうがないわ』は的を射ているわけです」

(文=Business Journal編集部、協力=山岸純弁護士/山岸純法律事務所代表)

提供元・Business Journal

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?