西洋では男女で前合わせが違う理由

なぜ着物の前合わせは男女とも右前のなのに、洋服だと女性モノは左前なの?その理由を解説!
(画像=『FUNDO』より 引用)

日本の着物の前合わせが男女共通なのに対し、西洋の服装では男性は右前、女性は左前というのが一般的です。
日本と西洋では、様々な文化の違いもありますが、服の着付けにもまた同じことがいえます。

では、どのような経緯から西洋では着物とは異なり、男女で前合わせが異なるようになったのでしょうか。 その文化について解説します。

西洋の男性服は右前で着る

男性服の場合、西洋も日本と同じく右前で洋服を着ます。

13世紀~14世紀の中世では、上流階級の男性の間でボタンの付いた服を着るようになりました。
当時、右利きの人が多かったこともあり、ボタンが右についていたほうが便利だったので右前になったともいわれています。

また、剣を左腰に吊るした際、コートなどが右前になっている方が右手で抜剣しやすいという利便性から右前になったともいわれています。

西洋の女性物は左前にして着せてもらっていた

中世など、上流階級の女性は自分で衣服を着付ける習慣がありませんでした。

大抵は家政婦などのお手伝いさんがおり、それらを職業とする方たちに着付けしてもらっていたのです。
この上流階級の女性を着付けをする人にとって、主が左前のほうが楽だったことから左前になったといわれています。

また、赤ちゃんを左手に抱いたまま授乳するなら左前のほうが都合がいいとも考えられて左前になったともいわれています。

まとめ

現在では日常的に着物を着る人は少ないですし、多くの人がほとんど着る機会もないかもしれません。
しかし、冠婚葬祭や、成人式の際には着ることもありますし、花火大会などお祭りでは浴衣など着付けすることもありますよね。

この着物、男女ともに前合わせは「右前」となっています。
ちなみに、この前は手前のことを意味しますので、右側がより肌に近い方で左側が外側となりますよ。

着物が男女ともに右前なのは、奈良時代に定められた事が改めることがなかったため。
洋服だと男女で前合わせが異なるのは、上流階級の女性は自分で服を着ることがなかったので、着付けをする人にとって左前のほうが都合がよかったからともいわれています、。
男性が右前なのは、右利きの人が多いので自分で着るなら右前のほうが楽だったからとも、左腰に剣を吊るした際に衣服が右前になっている方が抜剣しやすかったからともいわれています。

提供元・FUNDO

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