ランチは黄金伝説の湖で

パカ観光エコロジー公園のそばには、カエルを始めとする野生動物の楽園「Laguna de Paca(パカ湖)」が広がっています。インカ皇帝アタワルパがスペイン人に殺害されたとの知らせを受け、家臣がこの湖に黄金を投げ入れ侵略者たちに奪われないようにしたという伝説から、地元では「Cori Paca(隠された黄金)」とも呼ばれています。パカ湖周辺には、見晴らしのよい観光レストランがずらり。パカ村の人たちはもとより、ハウハ市民にとっても憩いの場所となっています。

【ペルー】アンデスのカエル村と黄金伝説の湖パカ
(画像=『たびこふれ』より引用)

地元でイチオシのレストラン「La Sirena de Oro(黄金の人魚)」へ。階段の手すりに置かれたカエルの植木鉢が、お客様を出迎えてくれます。

【ペルー】アンデスのカエル村と黄金伝説の湖パカ
(画像=『たびこふれ』より引用)

テラスからは、パカ湖を一望することができます。残念ながらこの日は曇っていましたが、晴れていればそれは美しいターコイズブルーの湖を楽しめるそうですよ。

【ペルー】アンデスのカエル村と黄金伝説の湖パカ
(画像=『たびこふれ』より引用)

オススメ料理はなんといっても「Pachamanca(パチャマンカ)」。鶏や豚、牛肉などの肉類とジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、ソラマメなどを特製調味料に漬け込み、地面に掘った大穴(もしくは大鍋)でじっくりと蒸し焼きにしたペルーの伝統料理です。トウガラシソースをつけながら頂きましょう。

【ペルー】アンデスのカエル村と黄金伝説の湖パカ
(画像=『たびこふれ』より引用)

店の至るところにカエルの植木鉢が置かれていました。

かつてはたくさん生息していたカエルたちも、環境破壊や水質汚染、乱獲によって個体数が激減しています。この辺りでも昔はカエルを食べたそうですが、現在は保護のため禁止。しかしカエルの肉は貧血や気管支炎によいとされ、今でも闇市では高値で取引されているのだとか。2020年6月、フニン州の他の地域で体長70cm以上、重さ2㎏以上という巨大蛙が発見され、話題になりました。コロナ禍でこの辺りも人の往来が少なくなっていますが、カエルにとっては幸せなのかもしれません。

Distrito de Paca/パカ村

行き方:ハウハからタクシーで15分

文・写真・原田慶子/提供元・たびこふれ

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