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炎天下に出しっぱなしで大丈夫?・・・シジミ
これって卵なの?鶏肉なの?なこの食材
炎天下に出しっぱなしで大丈夫?・・・シジミ

何のことやら・・・?とお思いでしょうが、写真の通り、炎天下の道端で生(半生)のシジミの塩唐辛子まぶしが売られています。手でこじ開けてしゃぶるのですが、ピリ辛風味にシジミのお出汁がたっぷりでおいしい!でもこれを食べると必ずおなかが痛くなるのは偶然でしょうか・・・。

10年以上前のカンボジア・シェムリアップのオフィスでは、このシジミを机の中に入れて仕事中に食べるスタッフがたくさんいました。また遺跡に行くと貝殻が落ちている事が多く、「まぁ、貝塚の跡なのかしら?」と仰る方もお見掛けしましたが、貝塚の貝殻がこんなに新しいわけはございません。このシジミを食べた後なだけでございます・・・。今は遺跡での飲食も厳しくなったので見かけないかもしれませんが、以前はこのシジミを遺跡にいる子供たちがよく食べていたものです。子供に人気なのか、小学校の前で売られていることも多かったです。
これって卵なの?鶏肉なの?なこの食材

東南アジアの様々な国で食べられているので、目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。そうです、孵化しかけの卵です。カンボジアでは『ポンティア(卵)コーン(子供)』、ベトナムでは『ホビロン』と呼んでいました。カンボジアでは夜のデザート屋台の近くで食べられることが多く、ベトナムでは、朝食べると元気になると聞きました。
カンボジアでは上記のような感じ。暗い屋台なので見えないから怖くない!!味はそのまま、薄味の卵の味に鶏肉の風味が追加された感じです。成長過程によっては、ひよこさんの姿が見えてしまうので怖くて食べられません・・・。お召し上がりの際は、程よいものを選んでもらいましょう。
この食材、ベトナムでびっくりしたことが・・・
オフィスのランチで鍋パーティーをした際に、鍋のふたを開けたら、皮をむいたホビロンが大量に浮かんでいたんです!!映画『インディージョーンズ』で見た目玉がたくさん浮かぶスープを思い出してしまいました。別に私を驚かすわけではなくベトナム人スタッフは美味しく普通に食べていたので、郷に入れば郷に従えという言葉を再認識し、一緒に楽しみながらいただきました。


小々衝撃的でしたでしょうか?
今回ご紹介したものは、おすすめ!というわけではなく、旅先で出会った際に、その国の食文化に興味を持つきっかけにしていただければと思い、ご紹介いたしました。その他にも蛇やネズミ、チョウザメ、亀、タニシなどを食べる機会もありがたいことに恵まれました。
日本人が納豆に挑戦する外国人に興味を抱くのと同じような感覚で、現地の人たちも『これは、外国人が苦手なやつだ!驚くやつだ!』と自覚をもっている食材も多々あります、興味を抱くだけでも現地の方達は面白がって集まってきてくれたり、食べたら認めてもらえたりと。交流のきっかけになること間違いなし!
オリンピックは延期になりましたが、日本のどんな食文化を外国の方々にどうやって紹介したらさらに日本に興味を抱いてもらえるのかと考えるのも楽しいですね。そして、また早く現地で珍しい食文化に出会えるような日々を迎えられることを願いながら、さようなら~。最後に記事のお口直しに素敵な写真をお届けします!

文・写真・あっちゃん/提供元・たびこふれ
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