仕事で「大きなミス」をしたことはありませんか?
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材しました。

貴金属店の営業マンに降りかかった30万円の災難

40歳手前で貴金属の営業職に転職をし、やっと仕事に慣れてきた2年目のことです。
損失のトータルがざっと30万超の、大きなミスを犯してしまいました。
貴金属を小売店に卸す仕事を中心に行っているのですが、大きな取引先になると少し管理が荒くなる部分があったりします。
また、貴金属は小さな商品でも高額になる為、基本的にはサンプル品を店頭に出して販売しますが、サンプルを作成するコストを減らすため、現物をサンプル品として店頭に出すことも少なくありません。 そのような「実物をサンプル展開で販売している商品」を、ある企業が店舗間で勝手に移動してしまいました。
もちろん移動の状況について共有を頂けるように連絡はしていましたが、管理が雑な部分がこんな時に露呈してしまい…案の定、サンプル一式が紛失してしまいました。
各店舗の担当者に確認しても、「確かに送った」「そんなものは届いてない」の泥仕合。
間に挟まれて強くは言えない、しがない営業マンの私。 各店舗に訪問する度にしっかり確認してもらうのですが、どちらの店舗も損失を免れたいためか、事態は平行線のまま時ばかりが経ってしまいました。
やはりサンプルと言えど現物商品、約30万円の損失。
会社にも報告をしなければいけないのですが、以前他の営業が同じような損失を出したばかりです。
もちろん私も報告しないといけないのですが…未だに報告ができないまま、紛失してからすでに1年が経過しようとしています。
こうなるとますます言えなくなりますよね。
このまま今回の一件は墓場まで持っていく事を決意しました。
(40代・男性)