海外輸出で卵は品薄、割高になる?
しかし、この報道に対してSNSでの反響はイマイチだ。昨今、卵の高騰で消費者の反応が悪い中で出たニュースのため、「海外でビジネスの旨味があるなら、卵は国内でより割高になるのでは?」「品薄が心配」といった声も見られるからだ。
結論から言えば、直ちにそうなってしまう心配はないと考える。理由として潤沢な流通量があげられるだろう。現時点で日本の卵における深刻な供給不足には陥っておらず、一部海外で売れても国内で不足する事態にはならない。だが、長期的に今の状況が変われば話は別だ。
お隣台湾では、Forcus TaiwanではEgg prices in Taiwan to rise again as shortage continues(台湾で卵の価格が再び上昇、品薄状態が続く)というタイトルで卵危機についての記事が出ている。その原因は多面的であり、high number of molting hens, avian flu epidemics, and higher costs associated with feed(脱皮鶏の多発、鳥インフルエンザの流行、飼料コストアップなど)としており、中には行列を作って卵を買い付ける家庭もあるようだ。
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個人的には日本の卵がヒットすることは喜ばしいことだと思っている。日本の食は日本人が考えている以上にグローバルではハイクオリティであり、国際的なプレゼンス及び国内経済の活性化に一役買ってくれるだろう。
問題は日本の高級フルーツのように種子が不当に流出し、勝手に海外で栽培されてしまうような事態が起きてしまうことだ。日本人が長年に渡って育ててきた畜産の種やノウハウはしっかり守っていかなければいけないだろう。
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