二日酔いで重要な商談に向かい金額のミスを…この件がきっかけで会社に新しいルールができてしまった!
転職2年目の時のことです。少し余裕もできて充実していました。その日は取引先と飲み会があり、普段飲まないお酒を飲むようにしたことが原因でした。久しぶりのお酒はおいしく楽しくなってきており、感覚がおかしくなってきました。気が付けば4時まで飲んでいました。ふらふらになりながらタクシーで帰宅しすぐに寝たのですが、2時間ほどしか寝れず翌日起きると二日酔いでした。フラフラになりながら必死で出社し、重要な商談があったため、取引先へと向かいました。二日酔いのせいか頭が回らず、見積もり3500万円の内容を完全に勘違いして、3000万円で受諾しました。その時は「早く終わってよかった。この後はうどんを食べて、公園でサボろう」と思っていました。この時は当然間違いに気づかず、昼食後に公園で昼寝をしていました。
2日後金額のミスが発覚し、自分でもなぜそのように受けてしまったのかが本当に疑問でした。自分のミスには変わりはないので、今すぐこの場から消えたい思いでした。案の定、上司にもかなり激怒されました。罰金等のペナルティはなかったものの今でも思い出したくない出来事です。この件がきっかけで会社のルールが決まりました。取引先と飲みに行く時は事前申請が必要で、日付が変わるまでに解散するという規定になってしまいました。申請書を提出・時間を守れば飲みに行けますが、飲みに行ったことはありません。お酒もやめました。
(30代・男性)
新婦さんが楽しみにしていた結婚式の動画が撮影できていなかった!?業者さんのミスなのに…
ブライダルの仕事をしていたときの話です。私は新郎新婦と打ち合わせをし、各部署、業者さんに手配する仕事をしていました。式当日会場に手配した備品が準備されているか確認し、新郎新婦にご挨拶し、その日は滞りなく式が終わりました。後日、依頼されていた式の動画の撮影内容を確認しようと、業者さんに連絡しました。いつもならすぐにデータを渡してくれるのですが、「確認させて下さい」と言ってから数時間が経ちました。業者さんから電話がかかってきて「間違えて同じ結婚式場の隣の会場で行われている式を撮影していた。」と平謝りをしてきました。社内的に言えば、完璧に業者さんのミスですし、その業者さんとは長い付き合いですが、今回のようなミスは今までありませんでした。しかし、新郎新婦にとっては「弊社に依頼したら重大なミスをされた」ということになります。撮影代を返せば良いという問題ではありません。動画を見るのを楽しみにしているだろうなと想像すると心が痛みました。
撮影業者の社長、撮影者、私の上司、私で、謝りに行きました。新婦さんは泣いてました。話し合いの結果、挙式代の半額○百万を返金することになりました。返金額の半分は弊社が負担することになりました。上司からは式のスタート前に備品が用意されているか確認するだけじゃなく、式が始まったときも担当者が会場にいた方がより良いのではないか、と優しく言われました。以後、確認作業をより念入りにするように、社内で徹底するようになりました。しかし、「動画が撮影できていなかった」と言った時の新婦さんの泣き顔は、今でも忘れることができません。
(40代・女性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
文・MONEY TIMES編集部