ハルビン食品廠(食品工場)
続いて行ったお店は上海なのに中国東北部吉林省の都市・ハルビンの名前を冠した「ハルビン食品廠」。でもれっきとした上海老舗店なんですよ。ハルビン食品廠の前身は「福利面包廠(福利パン工場)」。この会社の社長がハルビンでパン屋を創業し、1938年上海・淮海中路に店を開店したことから、現在の店名にハルビンがついています。

(画像=『たびこふれ』より引用)
お店に着いてびっくり!行列店なのです。そして店内にはバターの香りでいっぱい。一番人気は蝴蝶酥(パルミエ)。ハートの形をしたサクサク食感のパイです。このお店では店内のオーブンで焼きたての蝴蝶酥が購入できます。それを求める長蛇の列が店外まで続いているのです。

(画像=『たびこふれ』より引用)
このハルビン食品廠の蝴蝶酥にはエピソードがあり、その昔上海を訪れたアメリカ・ニクソン大統領のお気に入りになったとか。ここの蝴蝶酥は特に焼きたて7、8分後の口当たりが一番良いとのことで、みなさんはその味を求めて並ぶのでしょうか?奥に見えるのが焼きたて蝴蝶酥です。今回は人の多さにあきらめてしまいましたが、次回時間の余裕があるときに挑戦したいです。

(画像=『たびこふれ』より引用)
哈尔滨食品厂(淮海中路店)
- 住所:淮海中路601-603号(思南路近く)
- 営業時間:9:00-21:00
- アクセス:地下鉄1号線・10号線「陕西南路」駅4号出口徒歩11分
地下鉄13号線「淮海中路」駅1号出口徒歩5分 - 電話番号:021-53832451,021-64370832
長春食品商店
このお店も中国東北地方の都市・長春の名前を冠していますが、上海老舗。「ハルビン食品廠」と同様な経緯でこの店名になったと思われます。「上海市第二食品商店」と同じスタイルの店舗で、店内テナントに多くの上海老舗店舗が出店しています。「上海市第二食品商店」と出店しているテナントが重なるところも多いですが、「上海市第二食品商店」の方がテナントと品揃えが多い印象を受けました。また、「長春食品商店」方がお惣菜が充実している感じを受けました。晩秋が旬の上海蟹も売られていましたよ!

(画像=『たびこふれ』より引用)
「ハルビン食品廠」と近接しているため、併せて訪問することができます。
長春食品商店
- 住所:淮海中路615-625号(思南路近く)
- 営業時間:9:00-21:00
- アクセス:地下鉄1号線・10号線「陕西南路」駅4号出口徒歩11分
地下鉄13号線「淮海中路」駅1号出口徒歩5分 - 電話番号:021-53862926