中期目線ではエネルギー株が好調

XOM:エクソンモービル

3.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄4選
(画像=出典:Trading View)

一見地味な銘柄でも、中期目線で大きな利益を得られるケースがある。2020年のコロナショックで株価が落ち込んだあと、一本調子で右肩上がりを続けている銘柄の一つが「XOM」。アメリカの大手石油会社であるエクソンモービルだ。

エクソンモービルはコロナショックで2020年3月に1株25ドル台まで価値を落としたが、現在では株価は1株100ドルを超えている。つまり、3年間で株価は約4倍になったということだ。ロシア・ウクライナ情勢の悪化でエネルギー価格が上昇し、石油や天然ガスを扱うエクソンモービルの業績に追い風が吹いたことが主な理由だ。

長期でとんでもなく株価が上がった銘柄は?

TSLA:テスラ

4.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄4選
(画像=出典:Trading View)

もっと長期目線で、かなり株価が上がった企業を紹介していこう。最近は株価の動きがさえないが、長期では株価がとんでもなく上がった銘柄といえば、「TSLA」をはずせない。電気自動車(EV)大手の米テスラで、もし10年前に株を購入していたら、どうなっていただろうか。

2013年3月、テスラの株価は1株2.5ドル付近で推移していた。現在の株価は1株190ドルほどだ。つまり株価は70倍以上になった計算となる。すさまじい上昇率だ。もし2013年3月に100万円を投資していたら、価値は7,000万円以上に膨らんでいることになる。

UNH:ユナイテッドヘルス

5.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄4選
(画像=出典:Trading View)

テスラといった銘柄はよく「テーマ銘柄」などと呼ばれる。EVという流行のテーマにのって株価を上昇させた銘柄だからだ。こうした銘柄は、勢いにのれば株価の急上昇が見込まれる。一方、こうしたテーマ銘柄ではない地味な銘柄の中にも、実は長期的にかなり株価が上昇している銘柄がある。

例えば、1つ例を挙げるとすれば「UNH」ははずせない。ヘルスケア関連製品や医療保険サービスを提供している米国企業で、堅実な経営で地道に業績を拡大させている企業だ。10年前、株価は1株45〜50ドルほどの幅で推移していたが、現在は1株475ドルだ。株価は10年でおよそ10倍になっている。