インデックス型の投資信託に積み立て投資……。世間で堅実といわれている資産運用の手法だ。年数%のリターンを積み重ねていくなら、この手法は確かに手堅い。しかし、「夢」はない。
一方、個別銘柄に投資すれば、短期間で資産を2倍以上、中長期的には10倍以上増やすことも可能になってくる。この記事では米国相場において、最近短期間で株価を急上昇させた銘柄を紹介しつつ、長期でとんでもなく株価を急上昇させた銘柄にも触れていく(※紹介する銘柄の過去の株価は、株式分割なども加味した株価。上昇した資産額は全て税引き前の金額)。
この短期間にグンと株価が超回復!
META:Meta Platforms(旧Facebook)
ティッカーシンボルが「META」の米国株銘柄は、Meta Platforms、旧Facebookだ。米国相場は2022年から軟調な状況が続き、特にテクノロジー株が大きな下落に見舞われた。しかし、うまく底で買えていれば、あなたの資産は今大きく増えている。METAにもチャンスはあった。
METAは2022年11月に1株90ドル付近で底をつけ、現在は1株200ドル付近まで回復している。株価は短期間で約2.2倍になったことになり、もし底を打った段階で1,000万円をMETAに一括投資していれば、資産は2,000万円以上になっていることになる。ただし、だからといって今後も株価が上昇するかは別問題であるため、注意が必要だ。
SOXL:Direxion Daily Semiconductor Bull 3x Shares ETF
「SOXL」はアメリカで上場しているETF(上場投資信託)で、株式と同じように米国市場がオープンしている時間帯はリアルタイムに取引が可能だ。どういうETFかというと、半導体指数「SOX」の3倍の値動きを目指す商品で、SOXLも価格を急上昇させている。
SOXLが底を打ったのは2022年10月13日で、そのときの価格はおよそ7ドルだった。しかし、現在では16ドルを超えており、株価は約2.3倍になった。こうしたETFは「ブル型」(強気型)といわれ、日々の値動きが激しく長期投資には向かないが、短期で利益を上げようとすれば夢がある。