タイの人気観光地パタヤーは、首都バンコクから車で2時間程度の場所にある手軽に行けるビーチリゾートです。様々なマリンスポーツを楽しめるだけでなく、ディープな夜遊びスポットが充実していることでも有名です。
パタヤー市街の中心部であるビーチ沿いとその周辺には大型のリゾートホテルやショッピングセンターの他、無数の旅行会社、BARやレストラン、歓楽街ストリートなどあらゆるものが集まっており、ここで朝から晩まで遊び尽くすことが出来ます。

どちらかというと"大人向き"の街であるパタヤーですが、近年その郊外の開発が進んでおり、子どもから大人まで楽しめる様な観光スポットが増えています。今回はパタヤー市街中心部には入らず、郊外のスポットを中心に回ってみました。レンタカーでの家族旅行です。
カオキアオ動物園

バンコク・スワンナプーム国際空港を出発しパタヤー方面へ向かいます。その道中、約一時間走った場所にあるのが「カオキアオ動物園」です。
バンコク~パタヤー間には「シラチャ・タイガー・ズー」というトラとクロコダイルを中心とした動物園もあり、どちらかというとこちらの方が有名です。一方のカオキアオ動物園は、そのスケールの大きさと動物との距離の近さが魅力であり、こちらも隠れた人気スポットとなっています。

とにかく広い動物園(世界最大級だとか!)なので歩いて全てを回るのは難しいでしょう。


という訳で、カートの貸し出しサービスがある他、園内を周回するトラムも走っています。また、入場料金に追加料金を支払うことで自家用車の園内乗り入れも可能です。


ペンギンのショーは特に人気です。ショー終了後にはペンギンたちと一緒に記念写真を撮ることができます。日本の動物園と比べると動物たちとの距離が近いのが嬉しい。


カオキアオ動物園の特徴としては、柵が低い、堀が狭い、というのも挙げられると思います。見物客と動物たちを隔てる柵や堀が一応はあるのですが、日本人の感覚からするとそれらが簡素過ぎて驚かされます。ちょっとした堀を越えたすぐ目の前にいる珍しい猿達。簡単に飛び越えてこられそうな気がします。

サルは園内で放し飼い状態。


キリンやゾウにも触れます。

草食動物だけでなく、肉食動物ゾーンの柵も低いのでちょっと怖い。ここでは何故かライオンとクマが同居しています

カオキアオ動物園内にはゲストハウスやキャンピングスペースもあり、ここに宿泊することも出来ます。また、園内で自由に生きる動物たちの昼とは違った生態を観ることができる"ナイトサファリ"を楽しむことが出来る珍しい動物園です。
ジョムティエンビーチに一泊

宿泊地はパタヤー市街ではなく、その一つ南にあるジョムティエン地区のコンドミニアムです。ロシア人が多く住むジョムティエンビーチ周辺は、パタヤーと比べると静かな環境です。ホテルなどの宿泊施設も充実しており、パタヤーと比べ割安で利用できます。豪華なプール付きのコンドミニアムにも格安料金で泊まれます。


ビーチには子どもが遊べる公園があり、ロシアやタイ、その他様々な国の子ども達が一緒に遊んでいます。安全柵で公園周りが囲まれているので迷子になる心配もなく安心して遊ばせることができます。


その公園のすぐ前には、毎夜開かれるナイトマーケットがあります。客はほぼ全てロシア人。通称"ロシアンマーケット"とも呼ばれており、タイの中のロシアといった雰囲気です。マーケット内にあるダンスステージは子ども達に大人気、大音量の音楽で踊りまくっています。