こんにちは!イタリア・シチリア在住のサエコです。
前回の記事で、日本からシチリアへのアクセスについて解説しましたが、もうお読みいただけましたでしょうか。
今回は続編として、「実際にエミレーツ航空での旅はどうなのか」を搭乗記形式でご紹介したいと思います。
以前、コロナ禍でのエミレーツ航空搭乗記を書きましたが、その時はローマ経由。つまりEU出入国はローマの空港で行いました。
今回はイタリア・シチリア島にあるカターニア空港での出入国です。気を付けたほうがいいことやポイントも含め、詳しく解説していきます。
目次
はじめに
往路(シチリア→日本)
はじめに
内容に入る前に整理いたしますと、今回は、
- 【往路】:カターニア空港(イタリア・シチリア島)→ドバイ空港→関空
- 【復路】:関空→ドバイ空港→カターニア空港(イタリア・シチリア島)
の搭乗記です。
筆者は現在シチリア在住のため、往路をシチリア発、復路を関空発と記しておりますのでご注意ください。
往路(シチリア→日本)
シチリア・カターニア空港を出発
シチリア・カターニア空港からドバイ空港へは、ちょうどお昼後頃の便。ということで、朝はゆっくり余裕をもって空港へ向かうことができました。

シチリアからEU外へ出てしまうので、カターニア空港にて出国スタンプをもらいます。このようなケースでは、免税手続きをされたい方はカターニア空港で行う必要があります。免税手続きは、セキュリティコントロールの前にターミナルAの1階にある税関(伊語:Dogana)で行います。
パスポートコントロールは、セキュリティコントロールで荷物チェックを終えた後、右手奥にあります。すごく大きな空港というわけではありませんが、自動化ゲートも導入されており日本のパスポートを持っている人は利用できます。

パスポートコントロールの後はたいしたお店はありませんので、「最後にもう少しお土産を買い足したい」「最後にシチリアのスイーツをもう一度食べたい」という方は、パスポートコントロールの前に済ませておきましょう。

カターニア⇔ドバイ間はフライドバイが運航
カターニア空港からドバイへの便は、LCC(格安航空会社)のフライドバイが運航します。
オンラインチェックインをされる方は、フライドバイのサイトで行う必要があり、この場合、乗り継ぎ後のエミレーツ航空が運航するドバイ→関空間のフライトの座席指定はできません。スーツケースを預ける際に、カウンターでお願いしてみましょう。空きがあれば変更してもらえます。
さて、LCCフライドバイですが、LCCの中ではきれいで整っている印象です。さすがドバイに本拠地を置く航空会社ですね。
LCCですが、私はエミレーツ航空の公式サイトで予約しましたので、機内食がつきました。機内食を配る際には搭乗券をチェックされましたので、プランによってはついていない人もいるのでしょう。
ちなみに今回の機内食は、鶏ひき肉を使ったトマトソースのパスタ。隣に座っていたイタリア人マダムは「一度茹でたパスタを機上で温めなおすことを考えたら、悪くないわね」とご満悦の様子でした。

なお、機内食が配られる前には、お酒を含むドリンクやスナックの"販売"があります。有料ですのでご注意ください。
ドバイ空港到着
相変わらずのゴージャスなドバイ空港。乗り換え時間は6時間ほどですが、ターミナルの移動などもありますので実際は5時間程度になるでしょう。お店がいっぱいあって楽しめます。

一つ難点をあげるなら、物価。マクドナルドのコーヒーSサイズが、利用時のレートでなんと600円ぐらいでした(日本のMサイズぐらいの大きさはありましたが)。ただ、UAEのマクドナルドにしかないメニューもありますのでご興味ある方は試してみてはいかがでしょうか。
さらにドバイ空港の注意点として、アナウンスが一切ありませんので、ゲート変更や時刻変更などは自分でチェックする必要があります。自己責任でゲートまで向かうことを頭に入れておきましょう。
関空到着
関空に到着し、美しく等間隔に並べられて流れてくるスーツケースの中から自分のものを見つけたあとは税関です。この税関でのチェックが機械化されていたのですが、長蛇の列でした。初めての体験だったので並んで機械でやってみましたが、簡単にできました。
ただ、今まで通り機内で配られる『携帯品・別送品申告書』(黄色い縦長のシート)に記入して税関スタッフさんがいるところに並んだほうが早かったかもしれません。混み具合を見て判断することをおすすめします。