目次
3. ミラノのスタバへ入店してみました
4. ミラノのスタバで頼んだものあれこれ
3. ミラノのスタバへ入店してみました

夜は夜で、雰囲気があって素敵です。この建物は、もともと郵便局として機能していたので「POSTE」の文字がそのまま残されています。私が到着したのは21時ぐらいでしたが、入場制限は解除されていたものの店内は大盛況でした。

最初に目に入ってきて驚くのは機関車のような焙煎マシン。周囲はカウンターになっていて、ここがお気に入りの席という人も多いようです。コレは明らかに日本で普段行っているスタバとは違う、と入った瞬間から圧倒されました。
高い天井、敷き詰められたイタリアンタイル、ブロンズでまとめられたシックな内装......見たことのないグッズも並んでいます。食いしん坊な私が最初に目をつけたのは、スタバでは見慣れないピザや、やたら種類が充実しているケーキのコーナーです。
そして「Princi(プリンチ、プリンキとも)」と書かれていることにも注目。まさかの地元人気ベーカリーとのコラボです。コレには色々な理由があり、イタリアの人気店と組むことによって、イタリア人からの反発を和らげようという意図もあったのだとか。
ミラノに住むイタリア人、ミラノ在住の日本人アーティストの友人などに聞いてみたところ、「プリンチ大好き!」と絶賛していました。逆にそのプリンチが気になるわ、と思ったのでプリンチの記事もまた別の日にご紹介できればと思います。


おいしそう。と、うっとりショーケースを眺めてしまいます。迷った結果、ピザとティラミス、オススメのカフェ、マロッキーノをオーダーしました。
こちらのスタバではオーダーするときに、名前を聞かれます。出来上がったら名前で呼ばれるのもなんだか面白い(※編集部註:アメリカのスターバックスでも名前を聞かれます)。私は名前を言ったことを忘れていて、最初に名前を呼ばれているときに知り合いがいたのかと思って、ビックリしてしまいましたよ。

4. ミラノのスタバで頼んだものあれこれ

イタリアに来たからにはティラミスが食べたい。という安易な気持ちで選んだのですが、マロッキーノとの相性も良くて大満足です。サイズは日本の一般的なケーキの2倍ぐらいあるので、シェアするのもいいですね。
おやつタイムなら、好きなコーヒーとケーキをこの空間で楽しむというのは、ミラノのいい思い出になるのではないでしょうか。観光客が多いので、イタリア語や英語が苦手な人でもなんとなくオーダーしやすい、というのもリラックスポイントになるかもしれません。

カフェ・マロッキーノというのはイタリア生まれのコーヒー。チョコレートシロップの入ったグラスにエスプレッソを加え、ふわふわのフォームドミルクをトッピングしたものです。甘いチョコレートシロップと苦味のあるエスプレッソに、柔らかなミルクの味わいが混ざって大人の味わい。
「マロッキーノ」自体を知っている人があまりいないようで、知っているだけで「おっ」と思われることもあるらしいマイナーなコーヒーなのですが、私は単純にどれにしていいのか迷ったので、店員さんのおすすめに従ったまでです。おすすめなだけあって、冬の夜に飲むには満足度の高い一杯でした!

こちらが、スターバックス・リザーブ・ロースタリーで買えるプリンチのピザ。普通のピッツェリアのピザと違っているのはイタリアのパンでるフォカッチャの上に、ピザトッピングがしてあるところ。コレはプリンチがパン屋さんであることを考えると、納得の構成ですね。
実は、このタイプのピザがイタリア人で好きな人もいるようで、朝ごはんやおやつ、夜食に食べることも多いそうです。イタリア人とピザの話になったときに、「フォカッチャのタイプが好きなのか、ナポリのタイプか、ローマのタイプか」という聞かれ方をしたのが印象的でした。
実際に食べてみたところ、フォカッチャの特性であるたっぷり含まれたオリーブオイルがいい具合に底へしみ込んで、加熱することでカリっとした食感が生まれます。パン部分はフワフワ、チーズはトロリ。嫌いな人はいないのではないかと思うおいしさでした!一つのピザジャンルとして確立されているフォカッチャピザ、ピザ好きならぜひお試しを!
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2階部分は、しっとりした雰囲気のバーになっています。100種類以上のカクテルレシピが用意されていて、もちろんコーヒーを使ったカクテルも。お酒もコーヒーも好き、という方はバーへ向かってくださいね。